『パーティーが終わって、中年が始まる』

ure
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pha さんの『パーティーが終わって、中年が始まる』を読んだ。

まえがきの「三十代の後半が人生のピークだった」「本を読んでも音楽を聴いても旅行に行ってもそんなに楽しくなくなってしまった」という一文で落ち込む。自分が今まさに三十代の後半なので…

そんな…と思いながら読み進めているうちに、明るい感じになってきて、最後の章ではライブを見て感動する描写があった。よかった。

シェアハウスについては、奇抜なことをするのがいい、みたいな風潮もあって、カオスの中心という感じだった。解体に追い込まれるような形ではなく終われたのはすごいと思う。

でも、寮やシェアハウスでの人間関係が、偽物だったとも思っていない。お互いのことがよくわからないままでも集まっていられたあの空間は、あれはあれで良いものだったと思っている。

きちんとお互いを掘り下げてわかりあえる一対一の関係を持つことはもちろん大切なことだけど、それと同時に、性格や思想が違ってもなんとなく曖昧に集まって場を共有できる場所もあるとよくて、その両方があることで、より豊かに過ごせるのではないだろうか。

—『パーティーが終わって、中年が始まる』pha著

お祭りみたいなパーティーはできなくなっても、ネコの集会のような、おだやかなパーティーなら続けていけるんじゃないだろうか。

歳を重ねながら、凪の良さみたいなものを追求していけたらと思う。

@ure
どうぞごゆっくり