「変わらないこと」への固執

uron_oolong
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これから1年間くらいは、意識的に自分の文章を書き残していくことにした。自分の中で変わったこと、変わらなかったことともう少し向き合う時間を作りたい。ここ数年の自分は、どうしても「変わらないこと」に固執してしまっていたように思う。かと言って「変わること」をネガティブに捉えてたわけでもない。

「人は変わらない」なんてよく言うけれど、正確には「人は変われるけど、変わり方をコントロールできない」が正しいのでは、と考えることが増えた。何かが変わると、また別の何かまで変容してしまう。変化なんてそんなもので、ダイエットと同じで部分痩せなんて都合の良いものはない。

だからこそ、他人にも自分にも変化を求めることが怖いと感じていた、部分は少なからずきっとある。自然な変化はそういう「現象」としてしょうがないと捉えつつ、意識的に働きかけることの抵抗感はずっと抱えていた。それはきっとこれからも変わらなくて、誰かを変えようなんて、そんな働きかけに積極的になることはこれからもなさそう。でも「それはそれ」として置いておくのではなく、向き合い、考え続けることは必要かもしれない。

そもそも、ライターや編集者という仕事には、記事を読んだ人の態度変容や行動変容を促す側面を切り離すことはできないのだし。それでも続けるのだから、考え続けることも切り離すことはできない。

@uron_oolong
野生の編集者。餃子とかを食べる