7時に目が覚めるも、布団から出たくなくて8時近くまで横になっていた。起き上がり、バナナを食べてミロを飲む。今日はなんだか気分が悪いわけではないけれど、すっきりとしない。昨日は晴れていたから調子が良かったのだ。今日の天気は曇りで、冷房をつけるか迷う蒸し暑さだった。
映画『シエラネバダ』を再生しながらゆで卵やつるむらさきを食べたり、ミルクティーを飲んだり、まどろんだりした。『シエラネバダ』はルーマニアの映画で、集まった親族が故人をしのぶ葬式のようなことをしているのだけれど、なぜか全員喧嘩腰ですぐ言い争いになる。基本カットが長回しで、玄関方面から各部屋を映す長回しのカットなどは結構面白かった。こういう親族の集まりではルーマニアでも女の人だけが台所に立ってるんだな……と思った。『サマーウォーズ』で無意識に描かれた、日本の男尊女卑の田舎みたい。一瞬しか出てこないけどご飯が見たことのない食べ物で美味しそうだった。音楽も良い。ただ内容が全く面白くなく、退屈だった。それなのに再生を止める気にならない。不思議な映画だった。

東直子・穂村弘『しびれる短歌』を読んでいる。結構取り上げられている短歌が読み途中の穂村弘『ぼくの短歌ノート』と被っているかも。半分とすこし読んだ時点では、下の2首の短歌が好き。
あかるくて冷たい月の裏側よ冷蔵庫でも苺は腐る 平岡直子(p.57)
水を出で大きな黒き水掻きのぺったんぺったん白鳥がくる 渡辺松男(p.99)
東直子・穂村弘『痺れる短歌』より
映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』を観た。面白かった〜!イギリスの家政婦である主人公のおばあちゃんが、ディオールのドレスに憧れてお金を貯めてドレスを買いにパリに行く話。洋服がずっとかわいい。小花柄のブラウス(ワンピースだったかも)に別の模様の小花柄のエプロンを合わせたりしていて、それでもけばけばしくにならずかわいらしいのですごい。あと主人公のおばあちゃんがなにより可愛い。話のまとまりも良かった。
今日作った短歌。
アオイガイ似たる芙蓉はほたり落つ私の命は音もせず過ぐ
白い芙蓉(むくげかもしれないけれど)はアオイガイに似ているな、と思っている。芙蓉は花びらが大きいので、落ちた瞬間に音がする。でもわたしは髪の毛が落ちる瞬間も音なんてしなくって、きっと死ぬときでさえ音がすることはないのではないか、と思っている。

お昼ごはんの写真。お昼前におせんべいを食べすぎてしまったので少なめにした。梅しそごまの混ぜご飯おにぎりとしょうがとぽん酢の冷奴。梅は梅干しではなく梅漬けなので、カリカリしておいしかった。
今日は外に出ていないので、体調を見つつ歩ってこようかなと思う。日が暮れてからの方が涼しくていいのかな、と少し迷っている。
P.S.感想レターありがとうございます。どれもうれしく読ませていただいています。