ししゃもの卵、大量のトマト

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公開:2024/7/12

 9時半に目が覚める。まあまあ遅い時間。とりあえず胃にものを入れようと思い、梅ジャムにさらにはちみつをかけたトーストと、甘くないミルクティーを朝ごはんにする。

 午前中はギターを弾いて過ごした。丸の内サディスティックっぽいコードだけ弾けるので、丸サ進行と呼ばれる似たようなコード進行の曲をマッシュアップみたいに繋げて弾き語りをして遊んだ。


 図書館から借りていたけど後回しにしていた鈴木宏昭『認知バイアス 心に潜む不思議な働き』を少しだけ読み進める。図書館から借りてきた本は読み終えるのが簡単そうな方から読んでしまうので、最終的に難しそうなものが残ってしまう。内容も、序盤はわかりやすくてよかったのだけれど、中盤になると少し難しくなってきて読み進めるのに体力がいる。でも内容は面白いので、なんとか読み切りたい。


 3時くらいになったら体調がだるくなってきた。横になったり、ししゃもを焼いてつまんだり、おやつに貰い物のすごくおいしいヨーグルト(マンゴー入り!)を食べたりしながら映画『潮騒(1964)』を観た。三島由紀夫原作のロマンス映画らしい。1時間半もない映画で、ほどよく映画を観たな〜という気持ちにさせられる。方言で喋っていたり、音質がよくなかったり、作業しながらだったりでうまく聞き取れない箇所が多かったけど、面白かった。特に冒頭の、島のどこが美しいかのような口上みたいなものと、「からこうてんのやな」という主人公の言葉に「ううん、いじめてんのや」と即答するヒロインのやりとりが好き。

 映画を見ながら焼いていたししゃもは、パックの値札はオスのししゃもと書いてあるけど陳列棚の値札には子持ちししゃもと書いてある謎のししゃもだった。焼いていたところ卵が入っていたらしく、お腹が破裂して卵が散り散りになってしまった。子持ちだったらしい。


 夕方、おじいちゃんの家に野菜を貰いに行った。夏野菜をどっさりもらった。トマトなんか食べきれないくらいある。野菜をもらった帰り道、すみれの種がはじけているのを見かけた。蟻が種の上をうろうろしていて、エライオソーム(蟻を誘引する物質)によってこれから巣の中に運び込まれるのかな、と考えたりした。ほかにも、道端にトキワハゼが咲いていたり、人の家の庭のオオバギボウシが見事だったり、お寺の芙蓉が咲いたりしていた。

 帰宅してからどっさりもらったトマトの表面が割れているものを優先的に切って、グレープシードオイルと塩を和えて味見した。おいしい。晩ごはんのために冷蔵庫で冷やしておく。今日の晩ごはんはぶりの塩焼きと、トマトと、あとなすと油揚げの味噌汁もつけられたらいいな。卵焼きもあるとかわいいかも。

@urushino_nagi
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