通院をした。ひどい雪と風だった。予定がなければこんな日に外出なんてしないのに、と少し恨めしくなった。
お守りがわりの本は川上和人『そもそも島に進化あり』にした。鳥類学者の著者がユーモアたっぷりに島について語ってくれる本なのだが、自身で手に取ったのに読み始めるまで鳥の本だと思っていた。帯に「衝撃!解説者さえ鳥と島を間違えた‼︎」と書いてあり、そこで気がついた。面白い本なのだが、眠りが浅かったのかうまく文字が入ってこなかった。最初の数ページだけ読んで、目を閉じたり、ぼーっとして過ごした。
前回の通院で発達障害に関する簡易的な心理検査を行なっていたのだが、その一環で小中での通信簿を持ってくるように言われていたので実家に探しに行った。小学5年生までの通信簿は見つかったが、中学時代のものは見つからなかった。置き場所が別だったのだろうか。探す過程でさまざまな幼少期の賞状も出てきた。県の何かしらに入賞した自画像もあり、当時は上手く描けたと思っていたのだが、改めて見るとうすぼんやりとした絵だった。目が肥えたのかも。実際の通院で通信簿を渡す。いわゆる良い子だったんですね、と言われる。自分でもそうだったと思う。
心理検査の結果はASDの数値が高めに出ていたらしい。ただ、この検査は対人関係での恐怖が強くても数値が高く出るらしく、どちらとは断言できないとのこと。ADHDの方も、健康診断で引っかかるくらいには数値が出たらしく、2月に大きい病院で細かい検査をすることになった。そこから結果が出るまでは1ヶ月ほどかかるらしい。長いな、と思わないでもないが、簡易検査の結果を聞いただけでもなんとなく肩の荷が下りた気がする。
抗うつ剤は1日2錠にまで増えて、一旦この量で様子を見ましょうとのことだった。服薬しているが、何が変わっているのか実感はできてない。しいていうなら胸が張るので圧迫すると痛いのと食欲が減っている気はするのだが、何かしら良い効果が出ていると信じたい。
吹雪の中の通院で疲れ切ったのか、帰宅してからはひたすら横になって過ごした。眠いのに寝付けなかったり、本を読みたいのに頭に入ってこなかったりでストレスが溜まったのか、無性にむしゃくしゃした気持ちになった。やり場がないので疲れるまでスクワットをした。少しすっきりした。