泥のように眠るとはよく言うけれど、きっとしずかにずっしりと、かつ自分と外界の境目がとろけてなくなって、無機物のような眠りにつくことなのだろうな、と認識している。
今日の気分はいわば泥のような落ち込みだった。ずっしりとした重みにより呼吸がしづらくて、涙によって自分と外界との境目がふやけていて、体はだるさにより自分のものじゃないみたいで、思考だけ自分の頭一つ上に浮いている。気分も泥がぺたぺたとまとわりついてくるような重さで、きっとこの泥の水分は海水なのだろうな、と思わされる。
昨夜はカフェインの摂りすぎからか眠れなくて、気分の落ち込みもひどかった。
実家でもともと私が使っていた部屋を現在母が使っていて、先日模様替えをしたら本棚がベッドの頭上になってしまい、流石に怖いので本棚を片付けるか他の部屋にベッドを移す手伝いをしてほしいと言われていた。そのことを夜中に思い出して、私がベッドを移動させる手伝いをしにいく前に地震が起きて、母が本棚の下敷きになったらどうしようと不安になった。
同時にいなくなりたい気持ち(死にたい気持ちとはまた異なる、死ぬのは痛そうだし怖い)も押し寄せてきて、周りの人が悲しむのも嫌だから私に関する記憶ごと存在が消えたりしないかな、と考えたりもしていた。8月23日から薬を服薬し損ねているので、これも薬の離脱症状なのかもしれない。
9時に目が覚める。瞼が腫れているし、目が乾燥からかゴロゴロとして不快だった。それでも、前日2時頃まで眠れなかったにしては悪い体調には感じなかった。
昨日買ったパンを朝ごはんに食べ、映画を流そうとするが30分ほどで頭が痛くなってきて中断する。頭痛薬を飲み、布団で横になる。この頭痛は気圧だろうか、それとも離脱症状だろうか。
本当は今週中に病院の予約を取り直して通院したかったのだけれど、歩くとめまいが起きる。めまいが起きた当初に比べれば頻度も症状もかなりましになったけれど、これ以上改善するにはおそらく通院する必要があり、病院は車が必要な位置にある。しかし、めまいの起こるこの状態で運転をしていいものかとも思ってしまう。待ち時間も長いため、平日仕事である家族に頼んで運転してもらうのも気が引ける。
だからといって通院を先延ばしにするのも、体調不良を長引かせることになる。どうするのが最善なのかわからなくて、結局通院できるくらいの体調になるまで様子を見ようと先延ばしにしてしまう。とりあえず生きているだけで精一杯だ。それだけでもえらい、という気持ちと同時に不甲斐なさでいっぱいの気持ちになる。
14時頃になると頭痛も気分の落ち込みも落ち着いたので、お昼ごはんに昨日貰ったパック寿司をレンチンして食べる。元気になってきたな〜と思った矢先、いきなり胃に大量のものが入ったので気持ち悪くなる。人生、ままならない。ひたすら横になり、精神が良くなったり悪くなったりするのを繰り返した。
ひとつだけうれしいニュースがあった。告知のため、1週間だけ作家の柚木麻子がTwitterを再開するらしい。好きな作家の生が見られる瞬間が、とてつもなくうれしい。