8時20分に目が覚める。昨日は22時半ころに眠りについたので、よく眠っていたらしい。着替えてごみをまとめて捨てに行く。外は想像よりも暖かく、雨が降っていたのか湿気った土から春の匂いがした。
朝ごはんとして昨日買ってきたドーナツを食べる。ミスド福袋による引換券が5月末までなことに加え、まだ20個以上交換できるので普段選ばないようなカスタードクリームの入ってるものも選んでみた。このドーナツが特に甘すぎず満たされる味でおいしかったので、次も見かけたら注文したい。ちなみに他にはポンデリングとハニーディップとエンゼルフレンチが好き。
お昼ごはんは白だしで焼いた炒り卵とマヨネーズと塩で混ぜご飯にしたおにぎりとあさつきの酢味噌和え、即席みそ汁にした。あさつきの酢味噌和えが特においしかった。
川内有緒『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』を読み終える。儒烏風亭らでんさんが課題図書に挙げていたので気になった本だ。全盲である白鳥さんと美術館に行き、作品に何が描かれているかを語り合ううちに「見る」ことについて深く考えたり、自身の優生思想に気がついたりする。文体との相性なのかなかなか読み進めるのに時間がかかった。作中に出てきた「はじまりの美術館」には行ったことがあり、なんとなく親近感を覚える。
弟の彼女が、年齢が一回り上で生活保護を受けていて、ASDで障害者手帳を持っている。そんな彼女のところに弟がこれから移り住むらしいのだけれど、わたしは応援したほうがいいのか、反対したほうがいいのかわからなくて支離滅裂な気持ちになってしまう。
姉としてはもちろん新しい門出を応援したいのだけれど、就職先も見つかっていない弟が彼女と二人で暮らしていけるのかという不安がある。また母が彼女に対して非常に悪い印象を抱いており、それを聞かされている。そうするとわたしも彼女のことが嫌になってくる。わたしが彼女の話題でたびたび取り乱してしまうのは祝福したい気持ちと不安の衝突に加えて、もしかしたらこの嫌さの中に障害者への差別意識があり、なおかつその差別意識を直視したくないからじゃないのかな、と思った。自分の中の優生思想や差別意識を知ってしまったからには、これからチューニングしていく必要があるとも同時に思う。なるべく誠実に生きていきたい。
昨日から気圧の変動が大きく体調が万全ではないな、と感じる。本を読んでいるときも気が散ってしまいうまく集中できなかったし、読み終えてからはぐったりしてしまい横になっている。明日が1ヶ月ぶりの通院だから気が重いのかもしれない。明日も1日生き延びたい。