8時に目が覚める。眠くてだるい気がする。窓を開けるとかなり涼しかった。お腹が減っていたのでトースト2枚にブラックベリーのジャムを塗ったものとヨーグルトを食べ、シャワーを浴びてお皿を洗う。
昨夜郡司芽久『キリンのひづめ、ヒトの指』を読み終えた。かなり面白かった。オオハシのくちばしが放熱の役割も果たしている話、ウが羽を広げた独特なポーズをとっているのは羽根の撥水能力が低く羽毛を干す必要があるためという話が特に好き。ウのポーズはてっきり影を作ってその下に魚を誘き寄せるためだと思っていたので(実際にそういう鳥がいた気がする)実際は体を乾かしていることを知れてよかった。確かに影を作るには少々高い位置にいることがままある。

今は『世界の猫の民話』を読みはじめたところ。ライオンのくしゃみから猫ができた民話などがあり、なかなか面白い。銀の弾丸で魔女の正体を暴くことができる話などもあった。銀の弾丸はてっきり吸血鬼にばかり使うものだと思っていたけれど、魔のものすべてに効果があるのだろうか。
なんだか怠さが抜けず、横になりつつ映画『マルセル 靴をはいた小さな貝』を観る。マルセルという主人公の貝が、生き別れになった家族を探すモキュメンタリー。話が面白いわけではないけれど、生き生きとしたマルセルの動きは見ていて楽しいし、人間の道具を工夫して使っている様子はどきどきする。ストップモーションにより制作されていて、1時間半あるプチプチアニメという感覚が強い。ニャッキ!とか、ジャム・ザ・ハウスネイルが好きな人は気にいると思う。観て良かった。
映画も観終えたことだし図書館に予約していた本を取りに行こうと思っていたら、とんでもない雨だった。これでは外出できないので、ひとまずお昼ごはんを食べることにした。鶏むねの甘酢あんと、なすを水に晒してレンジで加熱したものにめんつゆと生姜をかけたものと、ごはん。おいしかった。

ご飯を食べているうちに雨がおさまってきたので、図書館に向かう。無事予約した本を借りることができた。

帰宅途中にねこちゃんがいた。以前窓の外まで来たねこちゃんと同じだと思う。少し痩せててうすよごれていて、鳴き声も掠れているのでちょっと心配。眺めていると、原っぱで猫じゃらしを食べていた。人懐っこいから外飼いか誰かが餌をやっているのだろうと思う。人に慣れすぎていて道路の真ん中でこちらにお腹を見せている。そこに車が来たものだから焦った。初心者マークのついている車だったので、運転している人もさぞかし戸惑っただろう。靴の側面でやさしくつついてみたものの動こうとせず、わたしが先に動いて誘導する羽目になった。遠足の先生ってこんな気持ちかもしれない。ともかく、轢かれなくて良かった。

今日見かけた鷺の絵。一瞬見た記憶だけで絵を描こうとすると、なかなかむずかしい。

土用の丑の日なのでおじいちゃんが鰻を買ってくれた。食べるのが楽しみ。