お米にかけるヨーグルト/コウイカの甲

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公開:2024/10/18

2024/10/15

 平田昌弘『人とミルクの1万年』を読み終える。乳利用と加工の歴史がわかりやすく説明されていてかなり面白かった。どうして酸で乳タンパクが固まるのかという理屈も興味を引いたし、インドのライム果汁で固めたチーズは爽やかでおいしそうだし、酸っぱい馬の乳のお酒も飲んでみたくなった あと乳利用をしない地域でのカルシウムの取り方もかなり驚きで、アンデスではたまに粥と石灰を一緒に煮込んで食べているとのこと。また、ラッシーには作り方が二つあるらしく、私たちが通常飲むのはダヒというヨーグルト、砂糖、氷をミキサーにかけた飲みもので、もう一つはパフェのようなものらしい。

「もう一つのつくり方は、バターミルクのチャーチを使います。まず、チャーチに砂糖を加えて甘くしてから、冷蔵庫で冷やします。その後、グラスに冷えた甘いチャーチを注ぎ、上にアイスクリーム、ナッツ、干しぶどう、バラのエッセンス、そしてクリームなどを添え合わせます(原文写真4-9)。」(p.91)

 バラのエッセンスが入っているのがなんともおいしそう。他にもドライヨーグルトにクリームや砂糖やミルク、ナッツや乾燥フルーツやスパイスを混ぜたシュリカンドというお菓子があるらしいのだけれど、一部のレシピではナツメグの花の粉末が使われるらしい。ナツメグの花がスパイスになるなんて初めて聞いた。どんな味がするのだろう。

 インドネシアでは、「ヨーグルトを食べる際は、ヨーグルトに塩とスライスしたタマネギとを混ぜ合わせ、米飯にかけて食べたりします。」(p.177)ともあった。味が気になる。今度やってみたいような、少し怖いような気持ちだ。

 和山やま『女の園の星』4巻を読む。相変わらず面白くて、ふふ……となってしまった。期待している漫画が面白いとうれしい。

 実家でエビとコウイカの下処理をした。先日ダンジョン飯のアニメを2話までみたので、エビの背わた抜きが楽しかった。イカ自体は捌くのが初めてで、なおかつコウイカなので勝手がわからなかった。甲の先端は少し折れてしまったけれど、ほぼきれいに取り出すことができた。なんだか神々しくて、そのまま洗って飾ってある。ついでに実家で「コウイカの甲は貝殻の名残」という話をした。エビとイカはオリーブオイルで焼いた。おいしかった。

 乳利用の本を読み終えたので、皮を剥いて小さく切った茄子をオリーブオイルで焼いて、ヨーグルトと塩とにんにくとオレガノとオリーブオイルを合わせたソースと混ぜて食べた。雑に作っているので原典とは違うと思うけれど、元にしたのはトルコの料理だったと思う。さっぱりかつクリーミーで、かなりおいしかった。またやりたい。

2024/10/16

 気になったニュース。牛とか馬だと子宮角が2つあったと思うけど、サメもそんな感じなのだろうか。

 図書館で借りてきた本。

2024/10/17

 『ジャンル特化型 ホラーの扉』を読み終える。澤村伊智さんの文章が好きなので「みてるよ」が1番好みだった。梨さんの「民法第961条」も後味がすごく嫌で良かった。

 公園でくどうれいん『日記の練習』を読む。春巻きみたいなミーアキャットって……?と考えたり、デリケートジャスミンの対義語ってワイルドチューリップなんだ、と思ったりしている。読んでいたら本にトンボが止まってうれしかった。東京の金色のうんこのモニュメントみたいな色の車が走っていた。あとから母に「春巻きみたいなミーアキャットってどういうことだと思う?」と話していたのだけれど、私が勝手に生春巻きで想定していたからいまいちイメージできていなかったことが発覚した。揚げてある色のことなら納得できそうな、いやでもちょっとできなさそうな……。

 散歩をした。

 矢印があることによりマリオっぽくなっているきのこ。大きい。

 夏の思い出。

 ノイバラの実がなっていた。

 きれいな日暮れ。

 おじいちゃんが捨てる予定の炊飯器を実家に持ってきた。炎舞炊きの高い炊飯器らしく、貰う予定はなかったけれど味を比較したくて、母と2人で一生懸命掃除してお米を炊いた。

 見た目からまず普通の炊飯器と違っていて、炎舞炊きの方は米の粒が立っていて、黄色くてつやつやしていた。味もかなり違くて、普通の炊飯器よりいろんな味がする。食感もつるつるもっちりとしていて、しゃっきりぽんとした米粒とはこういうものを指すのだろうな、と思う。味見用に普通の炊飯器のごはんと炎舞炊きの炊飯器のごはんを持ち帰ったところ、夫が炎舞炊きに屈服していた。おいしすぎるらしい。

@urushino_nagi
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