朝8時50分に起きる。気圧のせいか目が覚めても体がだるく、9時半頃まで横になっていた。窓から外の様子を伺うと、木の枝が揺れていて風が強そうだった。11時から免許更新の講習会があったので、朝ごはんがわりにプロテインを飲み、お腹が減ったときのために塩昆布とごまのおにぎりを作って出かけた。特に違反もしていなかったので講習会は30分で終わった。
講習会後余力があれば喫茶店で本を読んだり図書館に向かおうと考えていたが、なんとはなしに疲れてしまったので帰宅する。帰り道にローソンがあったので、一度頼んでみたかったメガホットカフェラテを注文した。想像の倍くらいの大きさのカップを渡されて面白かった。スリーブに描かれているしろくまがかわいい。
帰宅したところ小腹がすいたので、朝握ったおにぎりを食べる。少し時間が経ったからか、塩昆布に水気が移って味が馴染んでいた。
カフェラテを飲みながら、途中だった『GENESiS 創元日本SFアンソロジー 時間飼ってみた』を読み進める。宮澤伊織の「ときときチャンネル」目当てで手に取ったのだけれど、高山羽根子の「ほんとうの旅」が1番好みだった。文章が身に馴染むというか、体にすっと入ってくる。文章に味があるならきっとこの短編は清水だろうな、と思う。
面白いけれど価値観が合わない作品も多くて、小川一水「未明のシンビオシス」はロボットが不死性を求めるに至る思考が良かったのだけれど、女性が単独行動しているところに見返りを求めずついてくる男性の得体が知れなさが怖かったのと、それを解決する手段が結局生殖なのが(しかも君たち相性悪くないと思うよ!というカプ厨みたいな論理で男女をくっつけるところが)なんだかなあ……という気持ちになった。宮内悠介「1ヘクタールのフェイク・ファー」は東京からいきなりブエノスアイレスにいる!という発想は面白かったのだけれど、主人公の厚かましさとヒロインの都合の良さが鼻につく。小田雅久仁「ラムディアンズ・キューブ」も、話の筋はものすごく面白かったし読み進める手が止まらなかったのだけど、物語冒頭の女性主人公のモノローグが痴漢を自衛論で語ったり(しかもそれが功を奏したと言ったり)逆に痴漢に合わなくなったのを「歳を喰って雌としての魅力に翳りが出てきた」と表現しているのが、女性を性的消費する男性視点すぎて残念だった。こういう描写に当たると精神が消耗してしまうので最近は女性作家の小説を読むことが多くなった。女性作家だから苦手な描写がないとは限らないけれど、男性作家のものより消耗が少なく感じられる。
15時頃に『GENESiS 創元日本SFアンソロジー 時間飼ってみた』を読み終える。お腹が空いたので納豆と卵を焼いて、わさび菜にグレープシードオイルと塩胡椒をふって、ミニトマトを添えて遅めの昼ごはんにした。
食べ終えて食器を洗い『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』を読み進めようとしたけれど、気圧の関係か頭が痛くなったので断念。今も横になりつつ頭痛が去るのを待っている。