なんだか一昨日くらいからずっと微妙に体調が悪い。研究室やバイトを休むほどではないし、熱があったり頭痛がしたりと病気の類でもない。しかしずっとモヤモヤするようなそんな感じの体調不良。胃があるあたりが痛いとまではいかないが、締め付けられている様な感覚、眠りが浅く、寝込むことはないが日中は眠く無気力、人との会話がやたらと億劫で疲れるし、テンションは上がらない。ついこの間の三連休の最終日からずっとこんな調子が続いている。
思考の余裕がない程ではない微妙な不調の時はいつも良くないことを考えてしまっている。悩みとか、自分の嫌なところ、服に着いたシミの様に胸に引っかかっている違和感。こういった思考が現れては、洗い流せない自分と見つめ合っている。
自分は、(非常に忘れっぽい人間なので定かではないが)記憶の限りで何か自分にとって重要な悩み事・不安を誰かに打ち明けて相談したことがないので、運悪く目に留まった人には申し訳ないがここで文章に起こして少しでも楽になろうと思う。
自分が好きな漫画に「行き場のない思考はいつも現状への否定に行き着く(うろ覚え)」という台詞があるが、まったくもってそうだと自分も思う。苦しくて辛いと思うのは自分に乗り越える能力が無いから。当然の様に周囲の人間が出来ることを自分が出来ないのは自分に常識や経験が無いから。いつまでもそんなことでふさぎ込んでいるのは自分が子供のままだから。いつからなのか忘れたが、気づいたらこんな風に答えを出すのが早く簡単になってしまった。たとえそれが正解じゃないにしても、自分で自分を納得させてしまえば誰にも理由を求めなくてよいというズルを見つけてしまったからだと思う。
しかし、自分はそれで白紙に戻して次に行けるほど強くはない。だから、これを続けていたら、嫌な思い出や嫌いなものに自己否定をペタペタ貼ってできた開けられずの箱がいくつも完成していた。この箱の封を破いて中を見る事は容易ではないから、ふとした瞬間にその箱を見つけては自己否定の反芻しかすることがないのだろう。
本当に疑問なことは、きっと皆同じような経験をしているはずなのに、いったいどうやってこの箱を処分しているのだろう。別に自分は不幸な生まれではないし、なんなら生まれはかなり幸運な方だ。加えて悲劇の主役ではないし、どちらかというとその辺にいる顔も見えないモブF~Pぐらいの存在だと思う。そんなに珍しい人間ではないのに、周囲の人間とはいったい何が違うのか。結局この疑問だっていくら考えても答えは出せずに、自分は現状(疑問)の否定をすることにする。自分が異常なら、辻褄が合うと考えて。一時期酷いほどに拗らせていた逆張り精神はもしかしたらこんなところにルーツがあるのかもしれない。「周囲」が分からないから出せない答えを、自分に無理やり変をねじ込んで安心するなんて本当に愚かでみっともないと思う。
自分はどうすれば良かったのだろう。最近は、そんなことを考えてばかり。早く体調を回復させて気分よくなりたいものだ。
ほんの少しだが、考えていることを文章に起こしたら安心した。終わり。