知らん間に咲き始めて知らん間に満開になって、知らん間に散ってる。桜、年がら年中咲いてくれてたら良いのに。春に咲くから良いんだよ〜、というのと分かるけれどあんなにビジュがいいなら365日見てても平気でしょ。「毎日桜が見たかったので毎日桜が咲く空間を作りました」っていう桜への執着がすごい頭のいい人とかいないのかな。春になってきたからか変な人に遭遇する機会が増えた気がします。冬に見る変な人より、春に見る変な人の方がアクティブで怖い。私が女だから気づくのかもしれないけれど、変な女の人は不思議な化粧をしていることが多い。している、というより、なっていると言う方が正しいかもしれない。男の人はよく分からないでしょうけど、女の化粧ってめちゃくちゃに手順が多いの。その一つ一つの選択を少しずつ誤り続けると"不思議な化粧"に仕上がる。眉を描く角度、下地のなじませ方、アイラインの長さ、シャドウの配色バランス等々…どれか一つくらいがぶっちぎりに間違ってるとまだなんとかなるけど、全てが少しずつズレていると奇妙な仕上がりになるのです。うしおちゃんは基本的にお化粧をするのが好きです。でもふとした時に、この自分の化粧は間違ってないかと不安になります。自分から見たら可愛く見えたり盛れてる気がするメイクでも外から見たらパレットおばけになってないか…。ファッションもそうですが、選択する回数が多ければ多いほど最適解を外す可能性も上がるわけで…。だから私はワンピースが好きです。ワンピースを着てりゃ少なくとも上下の組み合わせで間違いを犯すことはなくなるので。同じような理由で制服も好き、頭がどれだけぶっ壊れてようがやる気がなくても、それに袖さえ通せばその職場の人に擬態できるから。まとめるのが面倒になってきたので結論だけおいとくと、普通にちゃんとした人のフリして生きるのってすごく難しいよねって話です。