コンフォートゾーンから出る、コンフォートゾーンへ持ち帰る

ushironoko
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@ffu_ が日頃から言っていることで、自分の軸となる場所(言語、ライブラリ、職種、etc.)を持ち、そうじゃないところで得たより良いモノを持ち帰って適用する、というムーブがある。

コンフォートゾーンは自分が快適に過ごせる環境、という意味だが、これは上でいう「軸となる場所」と重ねることができる。

コンフォートゾーンというものは生きていれば自然と形成されるものだが、一度作ってしまったら固定化される、というものではない。コンフォートゾーンから出て、外の世界で当たり前のように行われているものを持ち帰ることで、コンフォートゾーンそのものを押し広げることができる。

例えば自分の軸となる場所の一つにはVueというライブラリがあるが、直近一年はRemixというReactのフルスタックフレームワークを使って仕事をしていた。

その中で触れた良いモノ、例えばcreateRemixStub、Requestベースのloader/actionとそれをルーティングに統合するreact-routerの仕組み等は体験も良く、VueやNuxtに持ち帰り、組み込むことでより良い仕組みを作れるだろうと考えていた。

結果的にいくつかは公式で取り入れられることになったのだが、良いモノの考え方というものを学び、コンフォートゾーンにあるものに疑問を持つきっかけとなった(Nuxtのtestの仕組みはcreateRemixStubのようにfetchをモックせずNuxtRuntimeでテストすることがまだ難しいため、コントリビュートチャンス)。

コンフォートゾーンから出ろ、とはよく言われるが、コンフォートゾーンに持ち帰れ、は中々言ってくれる人はいないので書いてみました。