俺たちはもう若くないから、若い子に頑張ってほしいという気持ちは年々高まりつつあり、実際後進に託すこと自体は良いことだとも思う。
若い頃そこそこ頑張った報酬として、年齢を重ねた際にも一定なにかを為した人としての人物像を保っている人間が、研鑽を積んでいる若者に対して負い目を感じるのは自然なことなのだ。
若くないと感じるラインは自分の中にある。最近を振り返るといろんな人の前で「自分はもう若くない」と発するようになったと感じる。今年29でもうすぐ大台というプレッシャーで卑屈になっているのかもしれない。
結局その若くないという基準は、単なる年齢の絶対的なものではなく、自分の中にある経験、心境、周りの環境等に左右される。
年齢は関係ないとしつつも、後進が活躍する姿をみるとつい、「若者にまかせた」と言ってしまうものなんだな、と気づいた。年老いたのではなく心が老化したという感じ。
だからと言って、実際自分のことを年寄りだと本気で思っているわけでもなく、まだ自分は若いと思いたいのが本音だろう。そうでなければわざわざ表立ってコミュニティ活動などしない。
後進に託す気など毛頭ない。心が老化すると自分勝手になるのかもしれないし、若者に対して年長者のような振る舞いをすると安心する自衛本能のようなものなのかもしれない。いや、多分そうだろう。
ということでこういうムーブは多方面に失礼だし、歳くってまで八方美人でいるのはダサいのでやめようと思う。自分は。