HHKB Studioを発売日に買った。現在のスタイルはこう。
縦ですまん。
感想を書いていく。
打鍵感は良い、がそれだけか…？
自分はHHKBP Hyprid Type-S2台とHHKBP Type-Sを1台もっていて、HHKBユーザーとしてそこそこのキャリアになる。
打鍵感については今までのHHKBシリーズの中ではもっとも良いと感じる。というのも、従来の静電無接点スイッチの打鍵感は中途半端というか、確かに静音性が高く優秀ではあるが、スコスコというよりスカスカという感じだった。
底についた際の感触ものっぺりとしており、気持ちよさが薄かった。自分が強めの打鍵をするためよりそう感じたのかもしれない。
HHTB Studioでは可能な限り従来の打鍵感を再現しているが、よりマットな印象になった。擬音にするとトントンとかボコボコといった感じで、固くしぶめの打鍵感になったと思う。これは自分にとって改善になった。
一方で、それ以外の機能に関してはあまり嬉しいと思わなかった。まずキーボード下にある3つのボタンだが、素直にマウスボタンを割り当てて使うには少々不便で、ポインターデバイスと合わせても普通にマウスを使った方が良い。今はFn/Click/Fnと割り当てて、十字移動を有効にしたりカタカナ変換を片手でできるようにしている。またポインターデバイス+クリックも片手でできるようにした（マウスで良い）。
ポインターデバイスはかなり固く、Nintendo 3DSの貝柱スティックのような操作感。精密なカーソル操作は難しい。これならやはりマウスを使った方が良い。
そもそもオールインワンキーボードというコンセプトなので、マウスもトラックパッドも不要という想定なのかもしれないが、イマイチ快適に使うには足りないクオリティに感じた。
左右と下の側面にあるジェスチャーパッドは使い道が難しく、スクロールはスペースキーや十字キーで十分なので持て余している。また自分のスタイルでは長いリストレストを使っているので下側のジェスチャーパッドはそもそも塞がれて使えない。あとレスポンスが微妙に悪い。しばらく使っていないと反応しなくなる。
接続面も稀にBluetoothが認識しなくなることがあり（Win/Mac両方で確認）、頻繁に電源を入れ直している。
また電池が4本になりかなり重くなったので持ち運びはしんどい。
コンセプトは良い、機能が惜しい
オールインワンというのは面白いが、付随する機能が追いついていない印象。ソフトウェアによるキーのリマップ機能もありがたいが、1ボタンで変換キーをトグルできなかったりして使い勝手の改善がされると嬉しい。
ジェスチャーパッドは完全に腐ってしまっているので、カーソル操作ができるようになるとまた面白い使い方ができる気がしている。面積がたりてないが。
価格を考えると万人におすすめできるものではないと思う。買うのであればJISキーボードをお勧めする。十字キーがしんどいので。