ポケモンユナイト 基本のキ

ushironoko
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ポケモンユナイトの基本

  • 5v5、10分間で多くゴールにエナジーを入れた方の勝ち

  • エナジーは野生ポケモンや相手ポケモンを倒す事でドロップする

  • ゴールはお互い5箇所(上下4箇所中央1箇所、二分技になっている)、手前に配置されているゴールにしかシュートできない

  • 一定以上ゴールに点数が入ると、ゴールが壊れて次のゴールに向かえる

  • 10分間の間にレジエレキやレックウザ等、大型の野生ポケモンが出現し、倒すと戦闘に有利なボーナスが得られる

基本のキ

ゴールについて

lolでいうタワーのポジション。エオスエナジーをシュートする対象で、ここにどれだけシュートを決めるかというのが勝敗を決める。

マップは左右対称になっており、ゴールの配置もツリー状に左右対称で配置されている。

手前のゴールから順にシュートをしていき、一定ポイント以上決めるとゴールが壊れ、次のゴールへ向かうことができる。

公式名称は手前から順に「フロントゴール」「ミドルゴール」「ファイナルゴール」。ユーザー間では「ファースト」、「セカンド」、「サード」と呼ぶ人もいる。

ゴールに乗ってXボタン(Switchの場合)を押すことでシュートモーションに入る。所持しているエオスエナジーの量に応じてシュートにかかる時間が変わる(50点の場合6秒程度)。シュートモーションは基本的には相手の攻撃を受けると中断される。

また、ゴールに乗っている味方の数が多いほどシュートモーションの時間も短くなる。全員で乗った場合は60%短くなる。

レックウザを倒したチームはレックウザシールドを全員が得られるが、シールドが付与されている間シュートモーションは攻撃でキャンセルされなくなる。またシュート時間も大幅に短縮される(300%,50点の場合2秒程度)。

味方のゴール上にいると、シールド(※1)と毎秒固定値のHP回復が得られる。奥のゴールほどシールド量、回復量が高い。

エオスエナジーについて

野生ポケモンや、相手ポケモンを倒すとドロップする黄色い玉。ゴールに入れることでチーム点数が加算される。最終的にエナジーを多くゴールしていたチームの勝ちとなる。

野生ポケモンや相手ポケモンは、所持しているエナジー量が常に可視化されており、野生ポケモンは倒すとその数値分ドロップする。

レベルによって最大所持数が決まる。レベル8までは30、11までが40、それ以上で50。

ゴールを決めること以外でエナジーを消費して技を強化したり、特性を発動するポケモンが何匹かいる(現時点で伝説のポケモンのみの仕様)。

ポケモンのロールについて

公式の分類では「アタック」、「ディフェンス」、「サポート」、「バランス」、「スピード」の5種類。ユーザー間ではこの区分に関係なく、より細かいロール分けがされている。

  • メイジ: 遠距離アタッカーの総称

    • ADC: Attack Damage Carryの略称。通常攻撃を主体に戦うDPSに優れたアタッカーの総称

    • アタッカー: メイジやADCよりもさらに広義な、単にダメージを出す役として指す時の呼称

    • ポーク: メイジの中でも特に射程の長い技を使う。ポークメイジとも呼ばれる

  • ファイター: 近接アタッカーの総称。メレーとも呼ばれる。

    • キャリーファイター: 上レーンに長期間居残りレベルやステータスを高め、中盤以降の戦闘に大きく貢献するファイター

  • タンク: 耐久が高く、前線維持や味方を守ることを仕事にするポケモンの総称

    • エンゲージタンク/ディスエンゲージタンク: エンゲージ(攻撃のきっかけを作る)が得意なタンク、ディスエンゲージ(仕掛けてくる相手から味方を守る)が得意なタンクを特にこう呼ぶ

  • サポート: 味方を回復するポケモンの総称(そのまま)。エンチャンターやヒーラーとも呼ばれる。

  • アサシン: バーストダメージを出せる1v1が得意なポケモンの総称。移動速度の速いポケモンも多め

  • ジャングラー: 試合開始時に中央の野生ポケモンを倒しに行くポジションのポケモン。基本は1匹

  • レーナー: 試合開始時に上下どちらかのレーンへ向かうポジションのポケモン。基本は上下に2匹ずつ

  • サポタン: サポートとタンクの組み合わせ。ほぼすべての編成に1匹ずつ入れるためこう呼ばれる

単に公式分類がアタックのポケモンはアタッカー、スピードのポケモンはアサシンという紐付けにもできるが、そうでないポケモンもいる(例: ヌメルゴンはディフェンスタイプだが、メレーファイターとしても使われる,プクリンはサポートタイプだが、基本的にはタンクとして使われる)。

ポケモンを選ぶ際には、各種ロールがバランスよく取られるようにする。

例: サポタン1枚ずつ、ジャングラーにアサシン、上レーンにファイター、下レーンにメイジ

ジャングラーについて

ジャングラーは、レーン選択時に中央を選ぶポジションのポケモン。中央には赤バフ(※2)、青バフ(※3)とヤジロン2体、ネイティオが出現し、すべて倒すとレベル5になる。

レベル5を作った(もしくはレベル4で進化した)後は、上下どちらかのレーンにガンク(※4)し、3v2、3v3を行う。8:50 に上下レーン中央にチルタリス軍団がpopするので、その取り合いに参加できるように立ち回る必要がある。

レベル先行するため、基本的には試合をリードするポジションになる。レベル5のパワーが高いポケモンが選ばれやすく、少人数戦の得意なアサシンや序盤パワーの高いブイズ、レベル4までのパワーが低い(レーン戦が弱い)ウーラオス等が向いている。

中央レーナーと言った場合はジャングルを指す。

レーナーについて

上下レーンに2組ずつ進むポジションのポケモン。サポタン、ファイターメイジはそれぞれ上下に分かれるようにする。

ファイターは上、メイジは下というのが今の流行。下レーンはイエッサンがpopし、経験値が多く、ラストヒット(※5)に長けたポケモンを向かわせるのが良い。

上レーンは草むらが多く、細かいポケモンが多くpopするため筋トレ勢(※6)が向いている。またジャングラーは上レーンのファイターを育てることを目的にすることが多く、基本は上にガンクしにいく。

上レーンは3v3が必然的に発生しやすく、味方を回復できるサポート+ファイターの組が多い。

下レーンは序盤からラストヒットに優れ、体が硬くメイジのダメージをある程度受けられるタンク+メイジの組になりやすい。

試合の流れ

時間によってpopする野生ポケモンが決まっており、基本的にはそれを軸に全員が立ち回りを変えていく。

10:00~09:00

ジャングラーはジャングル(※7)の野生ポケモンを倒して経験値を得る。レーナーは上下の野生ポケモンを取り合いしたり、細かいゴールを決めたりしてアドバンテージを得る。

08:50 ~ 08:00

上下レーン中央にチルタリス軍団がpopする。ジャングラーはどちらかのレーン戦闘に参加し、3v2や3v3を行ってチルタリスを取り合ったり、相手ポケモンを倒してゴールを決める。

08:00 にレジェンドピット(※8)にチルタリス軍団が出現するので、上下レーンとジャングラーは中央に寄ってこれを取り合ったり、集団戦(※9)を行う。

07:20

上レーンにレジエレキ、下レーンにルビサファレジ系のいずれかが出現する。どちらかのレーンに4枚以上寄せてオブジェクト(※10)を取り合う戦闘が行われる。現在は下レーンに4枚を寄せ、上レーンにキャリーファイターを残す形が主流。

以降 02:00 までオブジェクトの取り合い、ファーム(※11)、ゴール等を繰り返してアドバンテージ差を広げることを繰り返す。

02:00

レジェンドピットにレックウザが出現する。レックウザの争奪をかけて集団戦を行ったり、バックドア(※12)を仕掛けたりする。

オブジェクトについて

オブジェクトにはそれぞれ効果がある。

  • レジアイス/スチル/ロック: 07:20 に下レーンに出現。倒すとチーム全員に経験値が入り、HP回復効果(アイス)、攻撃特攻上昇(ロック)、防御特防上昇(スチル)のバフも付与される。倒した以降は3分ごとに再度出現。

  • レジエレキ: 07:20 に上レーンに出現。倒すと相手のゴールに向かって進む。ゴールに辿り着くと消滅し、25秒間相手ゴールの回復効果が失われる。この効果が続いている間、シュートモーションが0秒になる。また、進軍中は相手ポケモンに攻撃も行う。倒した以降は3分ごとに再度出現。

  • レックウザ: 02:00 にレジェンドピットに出現。倒すとレックウザシールドを得られる。シールドが付与されている間、攻撃/特攻が上昇し、シュートモーションが300%早くなり、シュートをキャンセルされなくなる。

ユナイト技について

各ポケモンはユナイト技と呼ばれる、本家にはない専用技を持つ。ゴールをしたり、時間経過でユナイトゲージがたまり、100%になると使えるようになる。

ユナイト技が解放されるタイミング、ユナイトゲージのたまりやすさはポケモンによって異なる。また、ユナイト技自体の効果とは別に、各種ロールごとの共通バフも付与される。

例: ピカチュウのユナイト技には技のCD(※13)短縮、移動速度上昇、シールド獲得効果が付与されている

集団戦において特に重要になるため、02:00 タイミングで全員がユナイト技を使える状況が理想とされる。

その他の気をつけること

学習装置について

サポタンは学習装置をマストで持つことが推奨される(推奨というレベルではなく、持っていないと怒られる)。学習装置を所持しているポケモンと共にファームすると、ラストヒットに関わらず、装置を持つポケモンに30%、持たないポケモンに100%の経験値が入る。単純に130%分の経験値になるため、持たない理由がない。

また、学習装置の効果は所持ポケモンのレベルが味方チーム内でもっとも低い(経験値ゲージの貯まり具合も影響する)必要があり、サポタンは要求レベルが低い傾向があるため、この点でも相性が良い。

視界取りについて

このゲームにおいて、最も重要な情報は敵ポケモンの位置である。これを俗に視界という。

視界が取れていれば、次に味方が動く際の指針にでき、おおまかなマクロ(※14)を決めることができる。

試合中盤にやることがない、という状況になった際は、ファームをするか視界を取りに行くか、というのを意識できると良い。

視界をとる際はエンゲージされても逃げ切れるように注意を払い、草むらをチェックしたり、マップ中央より相手側を歩き、ミニマップに敵を映しにいくようにする。

リスクがあるため、タンクやスピーダーを持ったポケモン、ムーブ技(※15)を持つアサシンポケモン等が行うことがある。

集団戦について

集団戦においては5v5の大規模戦闘になるため、ある程度陣形を組んで行われる。

タンクを先頭にして視界取り、エンゲージを行う。タンクの後ろにはファイターやサポートが位置し、タンクのエンゲージに合わせられるように準備しておく。

メイジは最後尾から射程を生かしてハラス(※16)を行ったり、安全圏からDPSを稼ぐ。

アサシンは正面からの先頭は避け、角度をつけて敵ポケモンにバーストダメージを与えてKOを狙う。移動が速いことを生かし、相手陣地の草むらに潜伏して背後から奇襲をかけたり、睨み合いが続いている時にバックドアを行ったり、状況に応じて様々な行動をとれる。

タンクやCC(※17)持ちのメイジのエンゲージが刺さった場合は、CCチェインをして敵の動きを長時間封じ、ユナイト技なども駆使して一気に攻め込む場合がある(オールイン)。

また、レックウザを安全に攻撃できるポジションを取れた場合は、集団戦を避け一気にレックウザを削り切るラッシュと呼ばれる戦略をとる場合もある。

02:00 になった瞬間にレックウザに向かってオールインして取り切ることを俗にパチンコと言ったりするが、真似しなくても良い(発祥が日本かつ運ゲーなのでパチンコ)。

ラッシュはラストヒットが強力なポケモンがいるかつ、DPSの高いポケモンがいる際に取れる選択肢。例としては一撃ウーラオス、カイリュー(破壊光線)、エースバーン、ザシアン、ルカリオ、バシャーモ等。


補足

※1 シールド: HPとは別の、一定時間で自然消滅する体力。所持上限がないためHPが満タンでも得られる

※2 赤バフ: シュバルゴを倒すと得られるバフ。ポケモンに赤いマークがつくため赤バフ。攻撃に追加ダメージが付与され、攻撃を受けたポケモンの移動速度が低下する効果がある

※3 青バフ: アギルダーを倒すと得られるバフ。ポケモンに青いマークがつくため青バフ。技のクールタイムが短くなる効果がある

※4 ガンク: 袋叩きという意味のネットスラング。ジャングラーがレーン戦闘に介入し、人数差をつけて勝たせる動きを呼ぶ

※5 ラストヒット: ポケモンの体力を0にしてとどめを刺すこと。倒し切ったポケモンに経験値が入る。ラスヒとも呼ばれる

※6 筋トレ: もうこうダンベルやしんげきメガネ等、ゴールすることによって基礎ステータスが上昇する持ち物を持つポケモンの総称

※7 ジャングル: 自陣中央の、シュバルゴやアギルダーがpopするエリア

※8 レジェンドピット: マップ中央の壁に囲まれたエリア。レックウザやチルタリスが出現する

※9 集団戦: 5v5の大きな戦闘

※10 オブジェクト: レジ系やレックウザ等、倒すと経験値以外のメリットを得られる大型野生ポケモンの総称

※11 ファーム: 野生ポケモンを倒してレベリングする行為

※12 バックドア: 集団戦に参加せず、こっそりとゴールへ向かう行為。抜けとも呼ばれる

※13 CD: クールダウンの略称

※14 マクロ: 勝ちへのプラン。経験値効率をどうするか、どのポケモンから狙うか、いつオブジェクトを取るかなど、マクロな視点で考えることからこう呼ばれる。対義語はミクロ

※15 ムーブ技: 移動効果のある技。一部の壁を通り抜けることができる

※16 ハラス: ハラスメントの略。遠距離から一方的に相手のHPを削る行為

※17 CC: Crowd Controlの略。相手の行動を封じる効果を持つ技や、妨害することそのもののことを指す