夢だったのかもしれないが、小学生くらいのときに部活の先輩が買っていたハムスターを脱走させた記憶がある。
地方の片田舎の学校の運動部で、何かの折、部員みんなで先輩の家に集まって遊んでいた日だった。
先輩が飼っていたと思われるハムスターをモンスターボールのような入れ物にいれて、庭で遊ばせていた。そのモンスターボールからゲージに戻す作業をなぜかわたしが担当し、モンスターボールを開けた瞬間にハムスターが猛烈に走り出し、縁側をぴょんと飛び降り、庭を突っ切ってどこかへ行ってしまった。
というような記憶だけど、記憶はかなり断片的で、ゆめかうつつか正直わからない。いまでもこのことを考えるたびに心に影が落ちるのだけど、記憶が現実のことだったのか知るのが怖くて、20年ほど経ってしまった。