昨年11月、上野にある国立西洋美術館の『キュビスム展』に行ってきた。会期は今週末までなので、もしピカソやブラックのキュビスム絵画が好きならぜひ行ってみてほしい。
そもそも「キュビスムとは何か?」みたいな話は他所に譲る。
キュビスムは他の美術運動(例えば印象派やアール・ヌーヴォーなど)と比べると、日本での知名度はあまりないかもしれない。僕は20世紀初頭のフランスの絵画が好きで、キュビスムももちろんその一つ。
キュビスムという言葉を知ったのは大学2年のとき。大学で建築(その後都市景観保全の研究室に進むんだけど)を学んでいて、インテリアに興味を持ち始めた頃、試しに絵でも見に行ってみようと行った展覧会でピカソとブラックの絵画に出遭った。その頃最も好きだった画家がジョルジュ・ブラックで、『レスタックの家々』や『果物皿とクラブのエース』が特に好きだった。
一緒に行った妻はあまり楽しめなかった(風景画が好き)ようだが、かつてキュビスムから絵画に引き込まれた身としては非常にエキサイティングな展覧会だった。今年はまた美術館に足を運ぼうと思う。