離職まで数ヶ月。いまは引き継ぎのための資料作りや勉強会をしながら日々過ごしています。
もともといろんな会議やら打合せやらに呼ばれ、チームメンバーのサポートやらをしつつ、自分でもDTPをやるというプレイング要素の強いマネジャーをしていたのですが、急にそういうことから開放された感じです。
作っているのはこんな資料。
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全員ではないけど「スクリプトってなんですか?」「JavaScriptってなんですか?」みたいなひとがいる講習会を週2〜3回のペースでやっています。
僕が退職するまでの数ヶ月の間に身につくとは思ってないんですけど、彼らも仕事なのでやらねばならない。とても大変だと思います。だって僕が独学で学んできた5年くらいの分量を、2ヶ月やそこらである程度理解しろってことですからね。
僕がみんなにできることは、なるべく詳細な資料を作ってあげることくらい。あとは引き継ぐメンバーたちにがんばってもらうしかない。
本当は、こうならないようにもっと時間をかけて後任を作りたかった。でもそれを相談したとき(3年くらい前)、上司は「君ができるんだから後任はいらない」と一蹴しました。
業務が属人化すること自体はある程度しかたのないことだと思っています。それが専門知識や技術を要するのであればなおさらです。だからといってそれをひとりの人間に任せっぱなしにして何もしないというのは組織として不健全でしょう。知識や技術は組織ではなく個人に蓄積するものです。組織の中にどうやって分配というか展開していくかが、組織を束ねる者の責任かなと思っています。
ただ、じゃぁ誰でも後任にできるかというとそういうものでもなく。もともと興味があると言ってくれていた後輩はいろいろあって退職してしまって…。こういう知識や技術は、興味がないひとに教えてもお互いが不幸になるし、興味だけあってもある程度の適正がないとその興味も冷めてしまう。適正なんてやっていれば自然に身につくものだけど、個人個人で習得スピードは違うわけだし、それまでモチベーションを高いまま保てるかというのも難しい。
いま引き継ごうとがんばってくれているメンバーは、普段の業務をこなしながら勉強会に参加してくれて課題をこなしてくれている。とてもがんばっていると思う。彼らのために僕も力を尽くしたい。