今年度も残すところあとわずかだけど、子供の通う小学校のPTA広報委員の委員長を務めた。やることは至って単純で、年2回発行のPTAの会報誌を作るだけ。
作るだけ、とは言っても、なかなかにしがらみが多く、また委員のメンバーは自分以外全員女性(PTA活動なんて大抵はお母さんたちの活動になりがち)で、そういう気苦労も多かった。
ポジティブな感想
うちの小学校はかなり地域とのかかわりが深く、いくつもある町会同士がそれぞれ登校班を管理し、小学校、PTAと協同しながら活動している。そういう「外からではよく見えなかった部分」がはっきり見えたことは良かった。
それに、子供たちに主体的にかかわりたいと考えていた自分にとっては、それが会報誌という具体的な形になって子供たちにその活動を伝えられたことも良かったと思う。
さまざまなイベントに広報委員として参加できたことで、一般保護者が入れないタイミングや場所からイベントを鑑賞することができた。
ネガティブな感想
ポジティブな感想に書いたように、「はっきり見えた」ことで、煩わしいとか過干渉だなと感じる事柄も多く、PTA活動そのものに対して自分の中にネガティブな感情が出てきてしまったところがある。冒頭に書いた「しがらみ」もそう。良くも悪くもPTA役員たちや地域の方々との厚意と忖度で成り立っていると感じた。
広報担当の教員とのやり取りもなかなかで、今年度はこっそりメールでやり取りさせてもらえて助かったところがある。本来であればNGだった可能性があり、別のPTA本部役員さんに「それは他の役員には黙っていたほうがいいかも」と言われたほどだ。メールでやり取りできなければ、書面やデータのやり取りのために頻繁に学校を訪れなければならず、そうなっていればとても務まらなかっただろう。
チャレンジしたこと
先に触れた通り、広報担当の教員とメールで情報をやりとりし、委員のメンバーともLINEでやり取りし、極力オンラインで解決できるよう心がけた。そのうえで、次年度の委員にも引き継げるように工夫した。具体的には下記の通り。
広報委員会用のGoogleアカウントを作成
Gmailのメールアドレスを取得
広報担当教員とのやり取り、印刷所とのやり取りのメール履歴を残す
ため(印刷所が個人でやっている方で、LINEになりがちだった)
Googleドライブにデータを保管
旧来の引き継ぎデータがすべてOfficeファイルだったため、GoogleドキュメントやGoogleシートで必要なもの(学校側への文書や会報誌発行部数の計算表など)を準備した
ただ、個人情報にかかわる部分が懸念点ではある(Googleのセキュリティを信用してないということではなく、取扱い上の懸念)
会報誌のレイアウト作成にAdobe Expressを利用した
Googleアカウント引き継ぎについては、次年度の委員長次第にはなると思う。
反省点
いっぱいある。が、もう次年度以降PTAの仕事にあまりかかわりたくない気持ちがあるので、次年度に引き継げる程度の内容だけ記す。
委員の各メンバー(特に副委員長)、PTA本部役員、広報担当教員とはもっと密にコミュニケーションを取るべきだった
なんとかなるだろうという気持ちで引き受けたが、そこそこ「慣例」があり、なぜ前年度から引き継いでないんですか、という注意をもらうこともあった。結果的にあまりなんとかならなかったが周りに助けられた
宿題
次年度への引き継ぎ資料を作らねばならない。責任重大。