ガン×ソード 鑑賞メモ

ゴールデンウィーク中に『ガン×ソード』を観たので、軽くメモしておきます。本作は2005年に放送されたロボットアニメで、キャッチコピーは「痛快娯楽復讐劇」。

結婚式の当日に婚約者を殺された男と、盗賊団に兄を誘拐された少女の旅の物語です。舞台は宇宙の掃き溜めの惑星。荒野が印象的。


『スクライド』と同じ監督ということで観たのですが、スクライドよりとっつきやすい気がしました (どちらも熱くて好きです)。

とにかく「男には意地がある! これが男の生き様!」節全開で荒々しいスクライドに対して、こちらはもう少しマイルドなかんじ。

スクライドの主人公カズマは野性味あふれる無頼漢でひたすら喧嘩っ早いけれど、ガン×ソードの主人公ヴァンはアンニュイでなんだかんだ優しめ。

あとは、スクライドの黒幕は我欲が強い野心家タイプでしたが、ガン×ソードの黒幕はこれぞまさしく教祖というタイプでした。突拍子もないことを穏やかに語り出すので、観ていて飽きなかったです。

オープニング曲がとてもかっこいい。時代劇風味。各話のサブタイトルもおしゃれ。お気に入りは「その絆に用がある」。

こういうハードボイルドでダンディズムにあふれた作品って、とにかく「バカ」が最高の褒め言葉として使われますよね。そういうの好きです。

個人的に、ヴァンと似た境遇の復讐者レイのクライマックス付近のエピソードがいちばん良かったです。悲しいですが。

かっこいいなと思ったセリフは、お姉さんキャラクター・カルメンの「しっかりしなさい、女でしょ」です。

@usushio
考えごとやメモ、取るに足らない話などを自由につづります。控え室でのお話しみたいな。息抜きです。