音楽を聴いて、ライブ映像を観て「かっこいい」と思うことは現在のことなんだとふと思ったときに、なんだか嬉しかった。
この世にいない人のことを話すときに過去形になっていくことで、前進はできているのかもしれないけれど、置いてけぼりの感情の欠片やさみしさが拭えない。
だから、なにか感想を言いたいときに過去形にするのかどうなのかみたいなところを考えあぐねてしまうこともある。
けど、「かっこいい」も「美しい」も「歌声がいい」も「話している声が穏やかですき」なのも、それをふと思ったときや改めて感じたときに、現在に更新されていく。「ここかっこいいんだよねぇ」と、言い方を選ぶ前に素直に口をついて出ている。
今の私にとってはこういう考え方が一番フィットしている気がするな。