2023年は、本を一冊発行できました。
生まれて初めて、本を作りました。フォロワーさんおすすめのInDesign解説サイトを読み、さるお方に手取り足取りいちからInDesignとIllustratorを教えていただき、かわいいのが、できました。
見てやってください。
『聖ダナフェンとともに』2023.6.25
仕様 A6 / 102p
カバー クリアPP用紙(コート110kg)
表紙 色上質最厚口(アイボリー)
本文 ラフクリーム(文庫用紙)
印刷 有限会社 ねこのしっぽさま
本物そっくりな文庫本を作るのが夢だったのですが、こんなに本格的なものができあがるとは思わず、びっくりしました。
本物よろしく、カバーつきの本です。素材の画像を選び、英語のタイトルである「Blessing of Saint Daniffen(聖ダナフェンの加護)」をぼかして重ねました。家にあった、写真素材とフォントで魅せている表紙をあれこれ見て、見よう見まねで作りました。出来上がったときはとっても感慨深くて、嬉しくてたまりませんでした。
表紙
本体の表紙は、こんな感じ。
白黒印刷で行いましたが、インパクトある素材を使ったから、かえって引き立って、よかったかも。文字の大きさやフォントの感じも、たくさんの文庫本を見て、決めていきました。
本文
本文のレイアウトは、手元の文庫本を見て、「どこを測ったらいいんでしょうか……!?」とお尋ねし、あちこちを定規で測って「このくらいなんですが……!」とお伝えして、本当に手取り足取りで行っていただきました。その節はありがとうございました……! 二冊目以降は背表紙の厚さだけ注意すればよいはず。あんしん。
うふふ、本物っぽい〜〜〜。
本編の重大なネタバレを含んでいたので、一部モザイクをかけました。
背表紙
あらっ よく見たらランボー、リルケ、堀口詩子でラリホーになってる
見て〜。本棚に溶け込むんですよ〜。これが理想でした。普通に並べられる同人誌が作りたかったんです。工夫して、もっと普通の小説に近いおねだんがつけられたらな、と思います。次回こそ!
海外小説を片手に表紙を作っていたら、まちがえて背表紙の整理番号のひらがな一文字をカタカナにしてしまいました。エオルゼアから見たらここは海外だし、同人誌だし、いっか!
サークル名:堀口洋燈館にちなんで、「カンテラ文庫」というレーベルを設立しました。
カンテラ文庫の一番最初の一冊が出来あがって、嬉しいです。来年は二冊目、三冊目と、文庫本を増やしてゆけたらいいなと思います。操作に慣れてきたら、文学雑誌みたいなレイアウトも試してみたいです。
おわりに
今年の一冊は、InDesignの先生をしてくださったフォロワーさんや、情報をくださったり励ましたりしてくださったフォロワーさんのおかげでできました。
装丁を褒めていただけることが多くて、とっても嬉しいです。えへへ。
来年も、カンテラ文庫の新刊を作ってゆきたいです。ご縁がございましたら、お手に取ってやってくださいませ❄️