めも
本書はアドラー心理学を解説している
人は変われるを前提に考える
人は経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定する
変われないでいるのは、自分に対して変わらないという決心を下しているから
すべての悩みは対人関係の悩みである
内面の悩みはなく、必ず他者の影が介在する
対人関係の軸に競争があると、人は対人関係の悩みから逃れられない
健全な劣等感は他者との比較ではなく、理想の自分との比較から生まれる
人は「同じではないけれど対等」であり、その違いを善悪や優劣と絡めてはいけない
自分の課題と他者の課題を分離する
選択によってもたらされる結末を引き受けるのが課題の持ち主
他者の課題には介入しない、自分の課題には他者を介入させない
所感
自分の課題と他者の課題を区別するというのは、対人関係の悩みを割り切るのに役に立ちそう。
変われないでいるのは変わらないという決心をしている、というのはなるほどとおもった。長年うまくいっていない物事は変わらないという決心をしていると言えるかもしれない。
思想としては共感できる一方、大きな悩みを抱えた状態だと受け入れられるのか。伝え方には工夫がいりそう。