深刻ではないのだが備忘録として。
2023年2月 職場で倒れて以降、頭痛、めまいが付き纏う。
医者にはストレスが原因と言われたが、倒れた時よりも前職2021-22年辺りの方が自覚しているストレスは明らかに大きかった。あの環境で持ちこたえたのに昨年倒れるとは今でも釈然としないものがあるが、まあ身体とはそういうものなんだろう。
7時間睡眠、朝食は食べ逃したが始業前にバナナスムージーを摂る。そんな環境での午前11時、突然のめまいで座っていられなくなり手洗いに退避した。少し休んだところで状況は変わらず、個室で倒れたら終わりではという危機感から休憩室へ移動。収まる気配の無い揺れに冷たい汗をかいているところを発見され横になれる環境へ。顔が真っ青だとの指摘を受けたのち、上司の前で嘔吐する。大勢の人に迷惑をかけながら病院で点滴を打ちタクシーチケットで帰宅した。もうどうにでもなれという気持ちである。いい大人がゴミ箱に向かってとはいえ、人前で吐くのは非常につらい。胃にスムージーしか入っていなくてまだ良かったがそういう話では無い。こんな実績解除しなくていい。
倒れたのは水曜日、その週は電子機器の画面を見られなかった。発光する画面を見ると脳が引き絞られるようだし、細かな文字を追うのも勿論難しい。少しの音も重く響き、思考すら億劫である。とにかく頭への負担を切りたい。そんな状況なので病院を探すこともままならず、最低限の業務引継ぎを行った後は毛布をかぶって視界を暗くし、延々と眠った。アイマスクは頭痛がひどくて着けられなかった。
翌週、とりあえず立てるようになったので病院に行くことにする。各種感染症や花粉症の時期が近いため、どこの病院も非常に混雑していたが、近場で評判の良い耳鼻科の予約を取れた。大雪の日だった。いま思えば受診科の選択を誤ったのだがめまいの知見もなく、検索もできず、ろくに頭もまわらなかったのだ。勘弁してほしい。聴力など一通りの検査を受けたところ、特筆すべき異常は見受けられないが自己申告の症状としてはメニエール病に近いため、それ用の薬を処方される。イソバイドシロップ、後で知ったが不味い薬として有名らしい。おいしくないオロナミンCという感じで確かにおいしくはないのだけれど特段不味いとも思わず。ともあれ診察の結果、元々処方されていた鉄剤と花粉症薬を併せて1日20個(錠剤・顆粒・液剤)程を服薬することとなったのだが、これが精神的につらかった。朝昼夜、大量の薬を飲むという行為は、人を弱気にさせるのだと知った。
しばらくして薬が効いたのか耳の閉塞感のようなものは少し軽くなったのだが、纏わりつく脳の横揺れや頭の重さは中々解消されず。継続することによって良い方向に向かうのではと2回目の受診も前回同様の処方、しかし3回目でも前向きな結果を得られなかったため、ここでやっとセカンドピニオンに思い至る。近くの駅に週2回程めまい外来を受付けている病院があるとわかり、すぐに電話。たまたま受診日、たまたま予約が空いているとのことで電話したその足で病院に向かう。耳鼻科とは異なる検査を受けて、病名はつかないがストレス由来の症状であると診断された。めまいで倒れた人間の眼球には特有の反応がありそれがよく表れていた模様。倒れてから1ヶ月経つのにこの反応が出ているというのは、今までとてもつらかったでしょうと言われ年甲斐もなく泣きそうになる。弱った心にやさしい言葉をかけられると本当に沁み入ってしまうのだ。危ない。自律神経を整える薬を処方され、それが効く。1ヶ月程で通院は終了。
その後も長時間画面を見たりとか、大きな音を浴びたりすると危うい気配はあるのだが騙し騙しやっている。いまだに耳抜きの癖は抜けないし、三半規管が危ういためやってみたかったゲームをプレイするのは厳しそうだ。集中力が落ちているせいも大いにあるのだが読書もうまく進められず、遠出するにも不安が拭えない。今後100%には戻らないかもしれないけれど映画館で映画を見られる程度には回復したので嬉しい。悪いことは起こってしまったしこれからまた起こるかもしれないので、せめて良いことを拾い上げていくしかないのだと思う。
ここ最近、画面を見続けるとめまいの気配を感るため改めて書き出してみた。電子機器は自身の体調と相談しつつ、負担にならない程度に使用しましょうという約束。
2024年は健康に生きたい。