ピクミンラブ

蟒蛇
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ピクミンシリーズが好きです。と言っても、自分でプレイしたのは2と4だけなんですが。

ピクミンとの出会いは小学生時代。ゲーム好きの友人の家で無印のプレイを少し拝見し、その後すぐに2が発売しました。登校前に見てた朝の番組のCMで、「赤ピクミンは火に強い♪ 青ピクミンは溺れない♪……」というお馴染みのあのテーマソングを何度も耳にした世代です。懐かしい。

その後うちに遊びに来た友人が持ってきてくれたゲームソフトの中にピクミン2があり、少し遊ばせてもらったあとで満を持して自分も買ってもらいました。

もうドハマりもドハマりし、連日連夜ピクミン三昧の日々を送りました。いろんな作品を遊ぶよりも気に入ったものを何度も何度も繰り返しやる人間なので、メインストーリーをとっくにクリアしたデータでも死ぬほど遊び尽くし、気持ちが落ち着くころには増えたピクミンは赤青黄それぞれ1000匹以上に。子どものころはピクミンを死なせてしまうことにあまり躊躇がなかったので、増えた総数はもっと多かったと思います。

時は流れ2013年には3が発売しましたが、当時は親がゲームを買ってくれる年齢ではなくなっていた上にバイトもしていなくてWiiUハードを買う決心がつかなかったのと、前作とは違いプレイに事実上の日数制限が設けられてしまったことで萎えてしまい、購入にはいたりませんでした。(好きな実況者さんたち数名が動画を出してたので、それは見ました)

そして2022年、唐突にピクミン新作が来年発売予定との情報が発表され、その約1年後、夏休みを控えた子どもたちが浮かれ始める7月下旬に4が発売されました。購入前に公式サイトを見て主人公のキャラクリができることを知り、大興奮。あの大好きなピクミンの世界に、ついに「自分」として入り込むことができる……! 自分はフィクションへの没入感を重要視するタイプの人間なのですが、ピクミンシリーズにその要素を求めてはいなかった(なくても十分に面白い作品だった)ので、思わぬサプライズでした。

7月はお金を使いすぎてしまったのでセーブし、8月に購入。早くストーリーの先を見たい気持ちと、待ちに待った新作が終わりを迎えてしまうのが寂しい気持ちとの板挟みになりながら、大切に楽しくプレイしました。昨今の殺伐とした情勢の日本で希死念慮マシマシな自分が、久しぶりに生を実感できた瞬間でした。

そんな楽しい時間を過ごした去年の夏でしたが、実はピクミン4でやり残しがあったことを先日思い出しました。それは何かというと、無犠牲クリアです。ピクミンシリーズが好きな人にとってはお馴染みの縛りですね。ピクミンを1匹も死なせることなく完全クリアすることを言います。

なぜ今それをチャレンジしようと思ったかというと、最近よく見てるゲーム実況者のジャック・オ・蘭たんさんがその縛りで動画を出してることに気づいたからです。

数ヶ月前に1周クリアしたきりだったので、ピクミン4の細かい内容は忘れています。つまり、実質初見状態。このまま実況動画を見てしまうのは何だかもったいない気がしたので、この気持ちを解消すべく、数日前に大急ぎで2周目を無犠牲クリアしました。蘭たんさんの動画も昨日見終わりました。久しぶりの楽しい時間でした。

ついに縛りも含めた完全クリアをしてしまい、真新しい刺激は得られなくなってしまったピクミン4ですが、実はピクミンシリーズにはピクミンガーデンというポータルサイトがありまして。4の発売以降、そのサイトでオリジナルの四コマ漫画が毎日ひとつ更新されているんです。すごい。

他にも、漫画でいうところのファンブックみたいな解説系のコンテンツも置いてあります。更新は稀ですが。塗り絵や折り紙、作中BGMの簡易楽譜なんかもあって楽しいサイトです。本編クリア後も楽しめるようにいろいろ用意してくれてるのありがたいですね。

というわけで、突然のピクミン語りでした。

@uwabami
オタクィアフェミニスト。社会やら趣味やら雑多に語ってます。 詳細なプロフィールや語りの傾向は固定記事にて。