久しぶりに二次創作サイトの管理ページに入ってみたら、メッセージの通知がきてました。あれ、メールへの通知設定をしてるのに届いてないぞ? と思いつつ、開けてビックリ、パクりを糾弾するようなメッセージが一文届いていました。
え、パクり? 自分が? 他の人の作品あんまり読まないのに? というかどの作品のことを言ってる? と、半ばパニックになりながらもご丁寧に貼り付けられていたサイトURLに飛んでみたところ、どうやら成りすましでいろんな人にURL付きの虚偽メッセージを送っている人物がいただけのようです。
貼られていたサイトの掲示板には、同じメッセージを送られたらしい他サイトの管理人たちが、どの作品のことでしょうか? という内容の書き込みを行っていました。当該サイトの管理人さんは、現在自分の成りすましが多発しているためお手数ですがアク禁措置で対応してくださいと返信していました。お気の毒すぎる……
ついでに当該サイトの他ページも覗いてみたところ、思いっきり荒らされている形跡があって胸が痛みました。管理人さんは文章から察するに恐らく未成年の方なので、クズな大人たちにターゲットにされてしまったんでしょうね。
自分も小学生の時から二次創作サイトを持っていたので、そういう大人たちのクズさはよく知っています。某掲示板に晒されたこともありますし、サイト内で嫌がらせメッセージを受け取ったこともあります。そういうことをしてくる輩って、対応能力の低そうな未成年や「普通」でない雰囲気のある者を囲いこんで狙い撃ちしてくるんですよね。昨今SNSで暴れている下劣な「イキリオタク」とまったく同じです。
自分は荒らしによって一時的にアクセス数が爆上がりして、当時登録していたサーチサイトでランキングトップになって悪目立ちしてしまった経験もあります。子どもや女性オタクへの嫌がらせとしてランキング操作した時みたいに、コイツのサイトをトップにしてやろうぜみたいなやり取りでもされていたんでしょうかね。まぁ、小学生だった当時の自分は純粋に自分のサイトが人気になったのだと勘違いしてぬか喜びしてましたが。無知って最強ですね。
なんというか、個人サイトが廃れてSNSがメインストリームになった今でもそういうことをする輩っているんだなとドン引きしました。もし個人サイト全盛期に荒らしをしてた人間と同じ層がやっているのだとしたら、今その人たちって多くは40代以上なのでは……哀れなんて言葉では表現しきれないですね。もし当時荒らされる側だった若者が加害側に回っているのだとしたら、それはそれで地獄です。
昔やってた創作や特定ジャンルを黒歴史扱いするムーブが一部の同人界隈にはありますが、黒歴史っていうのは上記のような安全圏から弱者を狙い撃ちして粘っこい笑みを浮かべてるような輩にこそ使うべき言葉だと自分は思います。例え今の自分は食指が動かないとしても、過去に楽しんでいた大切な思い出を黒歴史扱いするのはやめましょうよ。過去の自分も今の自分も、連続しているひとつの存在でしょう。すっぱり切り離したつもりになって、周囲を盛大に巻き込みながらの自虐大会はもうやめてほしいです。昔からずっと同じ創作形態を愛して活動している自分のような人間は特にウンザリしています。