健康について考える時に、本来加味されるべきものであるはずのメンタルヘルスや生まれもっての特性、生活環境などが丸っきり無視されることが多くて疲れます。疲れました。これは何もカオスな日常空間だけの話ではなく、反差別を実践している人たちがたくさんいる空間でもあまり変わらないなと感じます。
誰も気づいていない、指摘していないように見える場合、違和感を抱えている自分が何か言わないといけないのかもなとも思うんですが、なぜ不本意ながら気づいてしまいやすい自分ばかりが抉れた精神をさらに削って提言しないといけないんだろうという苦しさも常に付きまといます。かと言って、黙っていることで送られ続ける毒で死んでしまうのはこちらです。この圧倒的な不平等を、誰かを犠牲にすることなくマシにすることは不可能なのでしょうか。
ヘルシズム社会が憎いです。健康体を保ち続ける(保ち続けようと努力する)ことは誰にでもできることではないはずなのに、不健康な人間は蔑まれたり劣った存在と認識されても仕方ないのだと、差別の知識に明るい者たちまでもが薄らとそう思っていることを度々示される状況に、これ以上耐えられる自信がありません。