ずっと抱え込んでいた図南妄想の権化。ここの場面だけのあれこれで原稿用紙のマス目がいくつ埋まることか…。特に頑丘おじさんが捗る捗る。
何度も珠晶に肯定を示すのは、彼女を落ち着かせるという意味以上に自分の浅慮を償おうとする気持ち等々を勝手に察し以下略。
「子供だ」と侮って馬鹿にしていた相手の、『本当に子供』な部分を見抜けなかった自分が情けない頑丘とかいませんか…。「なんだ、他にもまだ『王』がいたのか」と旧知を思い出しつつ安堵してしまう真君とかいませんか…。嗚呼以下略以下略…。
王を信じられない人間が王を信じ、その相手が唯一だと思っていたらまた信ずるに足る王と出会うというあれ。僥倖に巡り合ったのは珠晶ではなく、むしろ真君のほうだったりするのかしないのか。
珠晶は本音の吐露で号泣するさなかでも、頑丘に縋らないのだろうなぁと思ったり。 あくまでも一人で抱え込むのが彼女なりの矜持だったら以下略。
ああ良い良い捗る~。