桐島聡(と思われる男)が入院先の病院で亡くなった、というニュース。あまりにも有名な指名手配犯のポスターで名前と顔は覚えていたけれど、実際のところ何をやった人なのかは知らなかった。54年に広島で生まれ、明学大在学中に極左集団・東アジア反日武装戦線のメンバーとなり、70年代の連続企業爆破事件に関与。ほかのメンバーが逮捕されるなか、一人だけ逃亡し続けていまに至ったという。
40年の逃亡生活、何を思い生きてきたんだろう。藤沢の工務店で「内田洋」を名乗り長年働いていたという記事もあって、その工務店が従業員5人程度の小さな会社だったと聞いて、たぶん社長も桐島だと知っていて匿ったわけじゃなくて、身寄りのない、行く宛のない男に仕事と居場所をただふつうの暮らしとして与えただけなのだろうかと想像する。まあそのあたりの事情はこれからおいおい出てくるのだろうけど、今年はほんと、一月からいろいろありましたね。