1月22日

vasco
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稀な平日休みなので、スーパー銭湯へ行くことにした。平日は入場料が安くなるし、空いているし。まずは武蔵小杉まで出てきて、シャトルバスの時間まで中原図書館に寄る。駅直結の図書館だけどなかなか広く、蔵書も多かった。英語、中国語、韓国語の原書なんかもそこそこあって、平日の朝なのに自習スペースは勉強する人で溢れていて、すごいなあ。

バスの時間になったが、春休み中と思わしき男子学生がたくさんいて、ギリギリ最後の一席で乗れた。館内も休憩室の席はかなり埋まってて、久々にきたけどスーパー銭湯ってこんな人気だったっけ? となる。サウナブームとかあったからかな。今日は広い湯船に浸かるのとは別に、漫画を読むのが目的だった。読んだのは『大奥』を16巻から最後までと、『ダンジョン飯』5、6巻、『これ描いて死ね』1~3巻。

『大奥』、派手で俗な江戸の人間と、浮世離れした嫌味な京の人間の対比が面白い。江戸方の悪口をいう京方の官人たちの楽しそうなことときたら。こういうディティールが大奥の魅力やね。最終巻で江戸が終わり、大政奉還によって大奥は廃止される。しかしそこには寂寥感と同時に希望を感じさせる締めくくりが待っていて、最後まで読めてよかった。

『これ描いて死ね』はたいへんいい漫画。クリエイターに刺さる作品で、『映像研には手を出すな!』を思いだした。「どんなものもその90%はカスである」という呪いの言葉。何かをつくる人には避けて通れない問題だけど、だからこそ「描ける人」だけでなく、赤福や金森のような存在が近くにいてくれることの大事さを感じる。伊豆大島に行ってみたくなった。

@vasco
日々の記録。韓国語を学んでいます。