3月4日

vasco
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韓国について調べていたら『ソウル25区=東京23区』という本を見つけた。ソウルと東京の区を比較して、その土地柄を検証している。たとえば龍山区は本の中では港区とイコールで結ばれていて、梨泰院や大使館が立ち並び、在韓米軍基地のあるソウル一の国際区だという。港区も六本木があって大使館が立ち並んでいるから、そこが似ているんですね。

個人的に興味を持ったのは冠岳区=足立区で、半地下部屋が密集し、朝鮮族・中国人街、スラム街が形成されているという冠岳区だけど、しかしソウル大学はここにある。足立区と同様、都心からはそこそこ離れているので不思議に思ったけれど、もともと京城帝国大学時代は鐘路区に立地していたのだけど、1975年のソウル大学校総合化計画で多くの学部を冠岳区に移転させた経緯があるらしい。京城帝大の色が残るキャンパスを出て、ソウルの大学として再スタートしたいという思いもそこにはあったのだろうか、と想像する。

ほかには「カフェ通りや国立中央図書館、フランス人街など文化の香りが漂う」瑞草区=杉並区(雰囲気は世田谷区)とか、「今なお飾り窓の集娼街が残る千戸洞、いにしえ香る岩寺洞」が紹介される江東区=葛飾区あたりが気になるなあ。5月の渡韓、どこへ行こうか。

@vasco
日々の記録。韓国語を学んでいます。