『台湾の歓び』を読むと台南へ行きたくなる。いままで旅行した中でもとくに好きな街だ。廟がものすごく多いそうだけど、前行ったときは廟には注意しなかったなあ。
そういえば去年インドへ行ったときは、南インド、ケーララ州の地方の町アラップーザの、さらにやや外れのエリアに泊まったのだけど、周囲が一面の湿地で、鳥たちがさえずり、大きなリスがふらっと遊びにくるホテルだった。次にインドへ行くことがあっても北インドやベンガル地方を目指すだろうし、ここへ来るまでの道のりの長さを考えれば、今後の人生でここへ戻ってくることはないだろう。そう思うとふしぎな気持ちになった。台南は逆に、絶対いつかまたここへ来たいという旅だった。しかしそんなふうに思っていると意外とまたケーララへ行くことになったりするんだよな。