『異能機関』で満たされたのでしばらく小説はいいかなと思い、図書館で英語の本を借りる。『わけがわかる中学英語』『世界一わかりやすい中学英語の授業』。いまとなっては旅行会話もおぼつかないけれど、一応これでも英語は受験の得意科目だった。それが大学に入ってから全然勉強しなくなったのはTOEIC対策のような「試験のための英語」がおもしろく感じられなかったから。しかし去年から韓国語をやり始めて、言語のおもしろさにあらためて触れるなかで、もういちど英語とも出会い直そうという気になっている。
ついでに中央公論新社から出ている「マンガ日本の古典」シリーズの一冊『三河物語』も借りてきた。なんとこれ、安彦良和が描いているのである。というかこのシリーズ、『古事記』を石ノ森章太郎が描き、『和泉式部日記』『とはずがたり』をいがらしゆみこが描き、ほかにも『平家物語』を横山光輝、『吾妻鏡』を竹宮惠子、『太平記』をさいとう・たかおが描いているなど、おそろしく豪華な面々。まったく知らなかった……。