2月6日

戸谷洋志と糸谷哲郎の対談本『棋士と哲学者』を読む。戸谷さんと糸谷さんはともに大阪大学大学院で哲学を学んだ仲で、戸谷さんは大学の助教となり、糸谷さんは棋士として活躍している人。阪大出身の哲学研究者には福尾匠さんもいるし、面白い人がどんどん出てくるなあ。戸谷さんと糸谷さんは二人とも88年生まれで、僕と一つ違いであり、たぶん戸谷さんは読んできた本も僕とかなり重なっているように思う。だから個人的には戸谷さんの発言に共感することが多かったけれど、糸谷さんの思考の明晰さに惹かれるポイントも多々あり、とてもいい対話だった。