3月9日

vasco
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この時期になるとお店に並ぶ桜餅。関東ではクレープ状の「長命寺」、関西では餅米でつくる「道明寺」がおもに食べられている(近所の和菓子屋では長命寺を「桜餅」、道明寺を「桜道明寺」として売っていて「なるほど……」と思った)。僕の地元・金沢はというと、文化的には関西の影響が強い土地ながら、桜餅は長命寺がやや優勢の模様。このあたりの歴史をさぐると面白そうだ。

桜餅は南方熊楠が桜餅の起源に言及していたり、歌川国芳が描いていたりと歴史のある和菓子で、いまと同じ姿で作られていたかはわからないけれど、昔の人もこれを食べていたんだなと思うと、一層味わい深い。発祥はそれぞれ墨田区向島の長明寺、大阪府藤井寺市の道明寺ということで、藤井寺市は堺市の右に位置していて大阪市からはやや遠いけれど、次に大阪へ行く機会があれば寄ってみたい。

@vasco
日々の記録。韓国語を学んでいます。