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07月31日(金)

veck
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公開:2026/7/31

「道聞かれ顔」というものがあるらしい。どんな格好でどんなシチュエーションでも、なぜか人から道を聞かれたり助けを求められたりするやつ。私はいわゆるそれ。

三年ほど前、思い立って髪をブリーチして金髪にした。地毛がもともと真っ黒ではなく焦げ茶くらいの色だったのもあり、美容院代がもったいなかったのでカラーをせずずっとヘアカットだけでやっていたのだが、まだ乳飲み子の息子を抱えてスーパーで買い物をしていたときにいわゆる「可哀想おばさん」に遭遇したのをきっかけに、何かが切れた。「これは安全代」と割り切って以来、四ヶ月に一度のペースでブリーチをし、ミルクティーベージュやピンクめのカラーをして派手髪おばさんとして転生した。

金髪にすると人から絡まれにくくなると聞き、確かになんとなく人混みで人とぶつかることが減ったなと感じるようになりうっすらと平和になった。しかしそれでも唯一減らない、それが「道聞かれ」……

メガネだからとかも関係ない、どんなに奇抜な格好をしていても道を聞かれるし、つい先日は日焼け対策でヤケーヌ+サングラスという素顔が全くわからない状態にも関わらず、駐輪場で自転車の出し方を尋ねられた。私なら絶対にこんなやばそうな見た目の人間に助けは求めない。本当に謎。

昔は道や電車の行き先を尋ねられる度に「えぇなんで私に聞くの…合ってるかわからないよ…」とビクビクしていたが、アラフォーになり日々おばちゃん力を磨いているので結構堂々と対応できるようになってきた。ちなみにそういうときは敢えてタメ口などにして、「ちょっと雑な人間」を演出した方がこちらも答えやすくなるというテクニックがあります。心に少しギャルを持つ。

でもまだ道端で暴れ狂っている小学生を怒ることはできないので、早くその辺の悪たれを躊躇なく叱れるレベルになりたい。おばちゃんになってこれまで強すぎた感受性が鈍ってきたのを感じるけれど、却って生きやすくなりました。