MacBook Air M2に保管している古い写真を整理していたら、懐かしい写真が2枚出てきた。
まず1枚目。

これを読んでどこの企業の創立趣意書なのかわかる人は、案外少なくないのではないかなと思う。有名な一文が書かれているので。
自由闊達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設
過去、それなりに昔の話になるんだけれども、僕もこの企業に10年間くらい在籍していたことがあって、色々な理由でこの企業を離れざるを得なかったのだけれども、この創立趣旨書に書かれているような企業文化は、今にして思い返せばまだいくらか残っていて、その文化を体験することができたのはとても幸いだったと思っている。そしてその体験が、現在も僕自身の中で大切にしている仕事に対する価値感にも繋がっている。
スタートアップ企業やベンチャー企業が、現在でこそたくさん立ち上がっている時代だし、それを後押しする流れもある。そして企業は生き物だから、経営方針が変わっていくことだってもちろんあるのは仕方がないことである。
ただ、それらの企業のどれくらいが、骨格となるべき企業文化の醸成を大事にしているんだろうか。
経営方針以上に、企業文化ってとても大切なものなんじゃないかなと思う。
ちなみに写真の2枚目はこちらである。

企業名はもうみんなご存知でしょう。そしてこのお二方が、品川の小さな町工場から始めて、のちに世界的な企業に押し上げたというのは紛れもない事実でしょう。
もう一度自分に問いたい。自分にとっての
自由闊達ニシテ愉快ナル理想工場
って、何だろうかと。