令和5年のふりかえり

votchy
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今年1年おつかれさまでしたと来年どうなっていきたいかを文書化する意味も込めて書いておこうかなと。

特に普段は書くような媒体もなかったので書かなかったのですが、しずかなインターネットがちょうどいい感じで書けそうなので、この機会を利用したいとおもいました。

はじめに

今年は激動の1年でした。

ChatGPTを代表とする生成系AIの性能と汎用性が凄まじく、瞬く間にAIの民主化が進みました。著作権や情報漏洩などセンシティブな面もありますが、生成系AIと共存する世界になっていくのかと思います。

今年のふりかえり

今年は仕事もプライベートも色々なことにチャレンジしました。

仕事でやったこと

仕事面では、新規プロダクトの開発でバックエンドとインフラストラクチャーのリードエンジニアのようなことをやっていました。

開発はアジャイル・スクラムの体制でスタートしました。私自身はウォーターフォールでの開発がほとんどだったので、アジャイル・スクラムを知ってる人が枠組み作って運用がはじまりました。この取り組みでアジャイル・スクラム開発の経験と知識が付いたと感じています。

社内ではなんちゃってアジャイル、なんちゃってスクラムで毎回失敗していました。今回はちゃんとスクラムガイドに則って運用していこう!とルール作りをしたので、それなりに運用できている気がします。

私はほぼフルリモートに近い形で仕事をしており、まわりは出社してることが多いような環境ではたらいています。こういう状況で情報伝達がうまくいってないことが多々あると感じ、なるべくドキュメントを作るようにしました。

特に雰囲気を感じ取ってくれみたいなことが多く、ハイコンテクストな情報伝達が多く見られました。組織としてローコンテクストな情報伝達が発達していない状況なので、きちんと伝えられてるか分からないけど受け取り手がちゃんと受け取ってよという状態です。そうなると個人の解釈に任されてしまう部分もあったり、理解のために聞きにいくみたいなことがふえました。そのあたりをなるべく解消してローコンテクストなコミュニケーションを浸透させるためなるべくドキュメントを書いていました。

仕事でおもったこと

アジャイル・スクラム開発を運用してく中でチームの力を発揮するのに自分のスキル不足なところや会社のカルチャーがアンマッチなところがあると強く感じました。

自身のスキルとしては、技術力以上に組織を運営していく力やドキュメントとかを書く力が足りないと感じました。これは最近「GitLabに学ぶ世界最先端のリモート組織のつくりかた」を読んでいるときにすごく強く感じました。

スクラム開発を取り入れたことで組織力が求められるようになりました。そうなるとチームをよくするためにどうしようかとか、目的にむかってこうやってこう!みたいな話しをして、みんなで向かっていこう!という事が必要になります。

自分自身はこの組織を運営していこうという力が圧倒的に足りてないと痛感しました。この力はコミュニティーを運営する力とかにも近いようなものだとおもいます。特にどうしよう?とかこうやってこう!をうまく言語化できていないので、うまく伝えられていない状況です。このあたりを改善していきたいなと思います。

また、社内の文化が所謂SIerのウォーターフォールなので、管理職はこの期日までに作るにはこういうスケジュールでガントチャートつくって…みたいなことをやり出してたこともあるので、そのあたりの意識改革がまだまだ必要かなと思いました。

プライベートでやったこと

プライベートでは秋にリリースしたPAYDAY3を機にPCゲームに復帰しました。また、Twitchでの配信もはじめました。配信とか始めるといろいろな人とお友達になれました。(相手はお友達と思ってないかもしれないけど)

PCゲームをやり始めたことを機にWebサイトをひとつと、Windows用のアプリをひとつ開発しました。生成系AIのおかげで、おおざっぱな実相方法をさくっと出力できたり、わからないことを聞いてみてあたりをつけてみたりできるので、開発スピードは格段にあがりました。

WebサイトはPAYDAY3のプロフィールカードを作るサイトをReactで作りました。PAYDAY3が初動でコケたのでプレイ人口が少なくいまいち利用されていないですが、地道にアップデートしていきたいとおもっています。

WindowsアプリはチャットっぽいUIでTwitchのコメントやVOICEVOXで話すことができるアプリです。

これは、私がゲームをするときに夜間はボイスチャットで話せないけど、通話しながらTwitchで配信したいというのを達成するためにつくりました。

最初はTwitchやDiscordのコメントとDiscordのボイスチャットを文字おこししてUI上に表示しようとおもっていました。しかし、文字おこしに課題が多かったため、VOICEVOXにしゃべらせる方針にしました。VOICEVOXでしゃべらせた内容をDiscordのボイスチャットに送って会話を成り立たせています。

FPSゲーム中にチャットを確認したりVOICEVOXにしゃべらせる必要があるので、ホットキーを使ってゲーム中に入力できるようにしました。また、最上位に表示することでオーバーレイ風な表示にしています。

まだ少ししか運用していないですが、FPSで大きな問題なく使えているのでとても満足しています。

プライベートで感じたこと

個人で開発するときは生成系AIの恩恵が相当に大きいとすごく感じました。これのおかげで本当に開発したい部分にリソースを集中できるようになりました。AIはいろいろなことができますが、自分が本当にやりたいところは自分でやって、あとやっておいてよってところをAIにやらせるのが一番楽しい気がします。

今回アプリを2つ作成しましたが、これをプロダクトとして成長させていくというのは自分自身の課題かなと思いました。特にWebサイトとして作成したPAYDYA3プロフィールカード生成サイトはうまく広報できていないので広まっていない感じです。特に海外ユーザが多いので、そのあたりも含めて広報できたらいいのかなとは感じています。

来年やっていきたいこと

仕事とプライベートでやってることが近いので、全体的に来年度はこんなことをやっていきたいと思います。

  • 組織力の強化や組織運営力をつけたりする。

    • 具体的には、個人として仕事をするのではなくチームとして仕事を最大限していきたい

  • ドキュメントでローコンテクストなアウトプットを出していく

    • 今のハイコンテクストなコミュニケーションだと組織を大きくできなさそう

    • 個人開発したアプリの使い方とかを伝えるのにも必要

    • 良質なアウトプットをするためには良質なインプットもいっしょにする

    • 輪読会とか勉強会とかやっていきたい

    • ゲームのwiki的なものもまとめたいよねーGGSTのコンボとかためておきたいのいっぱいあるよ・・・

  • プロダクトの成長

    • 自分のつくっているプロダクトを引き続き開発していく

  • もっと外の世界に目を向ける

    • やっぱりコミュニケーションって重要だからいろいろと外の交流をしていきたい

    • ほかの組織も見てみたいので、カジュアル面談とかも積極的にやってみたい

      • でも家計が自転車操業状態だからよっぽど給料とかが良くないと転職はきびしいー

最後に

今年1年おつかれさまでした。来年もまたよろしくお願いいたします。