自衛隊の家、アメリカ軍の家

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自衛隊の官舎のボロさは漠然とは聞いてはいましたが、未だにこんな感じなのかというのは少し興味深いです。旧日本軍と米軍の重要な違いの一つとして、サプライチェーンへの意識が指摘されることは多いかと思いますが、こうした住宅を提供していることからもなかなかその違いは明確に埋まらないのかもしれません。

アメリカは1944年には「軍人向け住宅ローン」であるVA loanを政策として打ち出しました。これは第二次大戦が終わった後に復員してくる軍人たちを想定していたものだったと言われます。実際に、1947年に作られた有名な郊外住宅街の一つであるLevittownはそうした復員兵を受け入れるために急ピッチで作られました。他にも、引っ越しが多い軍人用に特別なキャピタルゲイン税制もあります。

アメリカの住宅政策の歴史を見ると、案外「軍隊」の単語を良く見る気がします。結果としてアメリカの住宅市場の買い手の20%程度は軍人のようです。

https://www.militarybyowner.com/ などの軍人専用の住宅プラットフォームもあります。

日本では、自衛隊の家だけでなく公務員の家もボロいようです。こうした住宅観の貧弱さはどこからくるのでしょうか。