理想は今、手にしていない幻想。
それに惑わされて長い時間を無駄にしてきた。
どちらかというと完璧主義な私は、何かを叶えたい時は常に完璧であることを求める。
その完璧さが少しでもズレるとモチベーションを失い、やる事が多くなってくるとどこから手をつけたらいいかわからなくなる。
そんな習慣を断ち切りたい、と最近より思うようになった。
そこで『理想』の捉え方をシビアにすることにした。
①理想は100%叶わない。
②理想に近い現実を実現させるために、どんなアクションを起こすと楽しいか、を考える。
③理想は最終的な目標地点である。
この3つを少し具体的に話すと、
まず①は、「理想は幻想であり、妄想であり、ファンタジーの世界であり、向こうからはやって来ない」という認知だ。
現実主義の方には当たり前の思想かもしれないが、理想に憧れると、叶えられない現実にすがり、ジレンマを抱えることになる。
②は、理想をデトックスに使うためのヒントだ。理想は100%叶わないが、それに近いかたちの現実に挑むことはできる。
その挑戦は活動であり、人生を豊かにし、他人にもいい影響を与えることができたら万々歳だ。
③は、理想を上手く使う考え方だ。②においての活動の軸とする。
叶えられたらどれだけ豊かで幸福なことか、と今の自分を受け入れられない時もある。
ただ、学生の頃はそんな気持ちを原動力にして、自分の力で叶えられる範囲のことを実現させてきた。
きっと、これからも原動力になってくれるだろう。
目の前のことが理想によってわからなくなった時、少しずつでいいから、1つ1つを達成してあげよう。