母親が今月中に引っ越さないと来月は暮らせないと言うので、愛知に住んでいる兄のところに行けばいいというと、兄はすり替えられている偽物なので愛知には行かないという。この間は私を1人にすると母親に向けられている嫌がらせが私に向いて危険なので私を1人にはさせられないと言っていた。一貫性、現実性を欠いている発言が非常に増えている。兄を疑うのと同時に私も偽物だと言われる。母親の知らないアザが私の体にあるから本物の娘と入れ替わった誰かだと言われる。おそらく認知症ではなく、統合失調症が加速しているのではないかと思う。目の前であんた誰?と言われるたびに、精神が母親から少しずつ離れて母娘の関係性が漂白されていくようだ。
夜にリビングをふと見ると、母親がビニール傘をさした状態で椅子に座ってテレビを見ている。天井に穴が開いていて水滴が落ちてきていると言う。昔椅子に座っていた時にスプレー缶を後ろから吹かれたし天井を見るとスプレー缶の先が天井から出ているのが見えたと言っていた。幻覚の症状もあるようだ。
去年の11月から水道水がおかしいと言い出し、ミネラルウォーターを毎日使っている。最初は味がおかしいと言っていたが、最近油が混じっていると言い出した。私は何も感じないので、母親が水道を使うときだけスイッチが切り替わって油の混ざった水に変わっているのだと言っている。水に触るのが怖いので皿洗いなどもしなくなった。ミネラルウォーターのケースを毎週毎週買いに行かされるこっちの身になって欲しい。
私が精神科に行ってほしいというと、自分の五感を正確に使って発言しているのを精神患者だとレッテルを貼って異常者扱いをするのは迫害だ、と言われた。
最近家に帰るのが辛く、母親を殺すという明確な動機なしに帰宅することができなくなりつつある。
読みたい本、2冊とも電子書籍版が出ていないのであった。