2024年3月7日
夜、花園町の劇場からの帰り。淀屋橋駅を降りた時、電話がかかってきた。
「ハマヤ」さんからだった。
ドキドキしながら急いで通話ボタンを押す。
「なんとか良くなってきたので、様子見ながらだけど、来週月曜から再開することになりました」と、陽子さん。
嬉しい。嬉しい。嬉しい。嬉しい!
その日は午後2時に尼崎まで行く予定があったので、その前に寄ろうと思い、早速持っていくものを揃える。
嬉しすぎて気がはやる。
2月末、いつもの通天閣下でのポスター貼りを終えて、ハマヤまで歩いた。閉まっているのはわかっていたけど、行かずにはおれなかった。
萩ノ茶屋駅高架下は暗く、寂しかった。
74年、この場所に灯りをともし続けていたハマヤという小さな店の存在が、どれだけ大きなものであったか。
わたし同様、ハマヤを愛する方々全員が再開を祈ったと思う。
シャッターに貼られた張り紙を、どれだけの人が読み、この場を去ったことだろう。
辛いけれどこの光景を目に焼き付けておこうと思い、写真を撮った。
再開まであと4日。その日まで少しでも暖かくなっていますように。
【甘党・喫茶ハマヤ】1951年創業
大阪市西成区花園北2丁目8−5(MAP)
(南海電鉄高野線「萩ノ茶屋」駅前)
12時から18時 日曜・水曜休み
*3月11日再開予定