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Celesで推し香水を頼んだレポ

wakupanbouquet
·
公開:2026/6/29

おひさだねえ

久しぶりに文章書くよー。かなり精神が参っていて世界への信頼度がゼロに等しい状態が続き、おまえら(不特定多数インターネット有象無象)に伝えるべきことはなにもありません……と思っていたのでオープンな場所でまとまった文章を書くのはほぼ半年ぶりかも。届いたブツがとにかくやばかった。ひとりでは抱えきれない、と思ったので香水レポを書いてみます。

香水を頼んだ経緯について

まずは誰の香水頼んだの?という話ですが、ヤングジャンプで連載中の漫画「ジャンケットバンク」に登場するギャンブラーである村雨礼二というキャラクターでお願いしました。詳しい方はあれ?こないだ公式で香水出てたじゃん?とお思いかもしれませんが、公式香水は「解釈としてはものすんごくわかるし、公式で出すラインとしては妥当である」とは思ったもののいかんせん苦手寄り(めちゃくちゃハーバル)な香りだったのでこれは自分の解釈込み+普段遣いできる香水がほしいなあと思って頼みました。同じキャラクターでも複数種類の香水を選んでいただけるとのことだったので、一度の注文の最大値である六種類をワンタップ(一回分)で注文してみました。なんで今?という質問に対しては「ストレスマッハだったところに激掘り下げ回(第212話)が来ちゃって好きメーターが閾値を超えたから」という答えになります。現時点(2026/6/29)での最新話は第216話であり、次回室積縁VS村雨礼二戦が始まるので本当に今じゃないのはわかっていた、しかし、BMI値も16を切り一睡もできないレベルの頭痛で救急搬送もされ(異常なしと判断されたので即帰宅扱いになった、じゃあこれってぜんぶ心因性ですか?)、ついでに人間関係も破綻し完全に「無理」になった結果がこれです。マジでコンテンツにすべてを依存している。これはこれで不健康ではあるんですが、てめえの力で歩いていけるだけの元気がもう私には残っていない。だったらせめて良いお金の使い方をしたいよなあ?! そういうわけで、以下の文章を「Celes推し活」のフォームに送信しました。ここは読んでも読まなくてもいいです。長いので。

週刊ヤングジャンプに連載中の漫画「ジャンケットバンク」に登場する村雨礼二のイメージ香水が欲しいと思い、今回セレスさんにお願いしました。公式でもイメージ香水は発売されていたのですが、どうにも私の好みの香りではなく、普段づかいは難しいと判断したので、別のものを選んでみようと判断した次第です。

前提として、「ジャンケットバンク」は業界大手の銀行が地下でギャンブルを運営しており、銀行員とギャンブラーがメインの登場人物になっている作品です。ギャンブラーにはランクが存在しており、そのランクが上がれば上がるほど四肢欠損や最悪の場合死亡する可能性が高まります。今回お願いする村雨礼二はギャンブラーとしては最上位の「ワンヘッド」とよばれる地位に属しています。ワンヘッドの試合では、どちらかのギャンブラーが死亡することが基本的な勝利条件となります。ギャンブル漫画とはいえども、その内実は思想バトルであり、「知性と思想なき者から死ぬ」といっても過言ではない作品です。

キャラクターのビジュアルについて主観を交えた説明をします。村雨礼二はいかにも神経質そうな切れ長の眼、ボルドーの虹彩、困り眉にツンと立った鼻に薄い唇、そして眼の隈が深く刻まれています。グラスチェーン付きの丸眼鏡を常に着用しています。普段着でも比較的きっちりとした、直線的な印象のシャツやジャケットを好んで着ていて、かつ着心地や肌触りのよい上等なものを選んでいるのだと思います。地毛は黒色ですが、わざわざ灰がかった薄桃色をインナーカラーに入れてそれを維持しています。これは私の推測の域を出ませんが、「内臓の色」としての薄桃色を選んでいるのだと考えています。

原作者の先生は「医者の不養生」をイメージしてつくったキャラクターだと仰っていて、彼は実際に外科医が本職なのですが、手術が趣味(理由は後述)であるため、自宅には手術台やメス、投薬トレー等の医療器具しか見当たらないといった徹底ぶりです。彼にとって必要なものしか手元に置きたがりませんし、使うモノひとつひとつに思い入れがあるタイプだと思われます。

彼はなによりも、他者に「誠実さ」を求めています。嘘も誤魔化しも、聡明かつ異常なまでに高い洞察力を持つ彼の前では通用せず、「患者(彼にとっての他者は基本的に『患者』であり、なんらかの問題を抱えている『疾患』そのものである)」の腹を文字通り切り裂いて臓腑を診ることで真実を暴こうとしていますが、それだけでは限界があると彼自身も感じています。現在連載中の作品であるため、今後また彼の内面的変化はあるでしょうが、現時点でわかることをすべてお伝えします。

村雨礼二にはひとり兄がいます。そのお兄さんは彼と真逆の性格といってよいでしょう。明るさや前向きさ、そして村雨礼二にとっては愚鈍なまでに感じるほどの楽観性を持っています。お兄さんはティーンの頃はちょっと暴れん坊で、何度か補導された経験もあります。しかし、弟である村雨礼二のことはたいそう可愛がっていたことが随所に描かれています。そんなお兄さんを彼は人間としてとても尊敬していましたが、あるときお兄さんに病気があることが発覚します。結婚して子どもを持ち、絵に描いたような「幸福」を支えようとした結果、過労でお兄さんは倒れてしまいました。こんなことは間違っている、と村雨礼二は絶望し、それ以降他人の腹を開いては「真実」を暴こうと躍起になっているのです。

しかし、ギャンブルで負けそうになった瞬間(幾ら試合に出たかは定かではありませんが、その多くの試合のうちたった二回だけ)、彼は自らの思考が拡張された感覚を覚えます。そのため、「危険すぎる」と忌避してきたワンヘッド(最上位に位置するランク)の試合に出場することを決意します。

村雨礼二は共感性が低く、「(わざわざ面倒を見なければいけない・管理をしなければすぐに枯れてしまう)花を贈ることは嫌がらせに近い」という言動や、幼少期に兄が、怪我をしているほかの子どもにおまじないをかけてみんな笑顔になっている状況に村雨礼二は「わけがわからない、問題(怪我)は解決していないのに何故皆嘘で喜ぶ?」いうような描写も見られることから、表面的には冷酷な印象を持たれることも多くあります。しかし「誠実さ」をなによりも希求し他者を信じたい、という彼の中の感情は紛れもなく本物です。彼の中心には愛とよぶべきものがあるにも関わらず、現時点では自覚していないと断定せざるを得ない状況です。また、クレバーで神経質な印象が強い反面で、豪胆なひとでもあると思っています。

村雨礼二は高潔で崇高な理想主義者であり、かつそれを高い精度で実行できる胆力があるがゆえに、弱者(理想を叶えたいけれど達成が不可能である状態)への理解が及んでいない部分が大きいと考えています。しかし、彼は「兄の気持ちを理解したい」「『痛い痛いの飛んでいけ』のおまじないの効能を知りたい」と願っているため、きっと次の試合でその一欠片でも掴めばその全容を理解するだけの力があると私は信じています。

イメージソングは以下のとおりです。

・wowaka『アンノウン・マザーグース』

→現時点では彼自身でも自覚がない部分が多く、イメージソングとは言い難いのかもしれません。しかし、彼の中心には紛れもない愛が存在すると私は信じているので、この曲を選びました。

・宇多田ヒカル『One Last Kiss』

→彼の最終到達点のひとつとして、この曲が挙げられます。自分の中心には愛があるのだ、と理解したら、歯の浮くようなセリフ(歌詞引用:『初めてのルーブルは なんてことはなかったわ 私だけのモナリザ もうとっくに出会ってたから』等)も真顔で言うタイプになると思います。

魂の話だけでは少しわかりづらい部分もあるかと思いますので、表面的なプロフィールを以下に記載します。

・29歳のシス男性。一人称は私(わたし)。

・176cm/59kgのBMI19.05であるため若干やせ型(仲間内ではフィジカル最弱キャラとして扱われてはいるものの、長時間に及ぶ手術を日常的に遂行するだけの体力はあるため、普通の人よりはフィジカルは強いです)。

・テンダーロイン(ステーキ)が好物(割合大食いの域に位置するにも関わらず若干やせ型なのは、おそらく彼の頭脳のカロリー消費量が尋常ではないため消費カロリー>摂取カロリーという図が出来上がっているのだと思われます)。

・職業は医師(公式には明言されていないがおそらく外科医)。

・1月6日生まれ、やぎ座。

・兄がひとりいる(推定1〜2歳差)。

説明は以上になります。個人的には、シトラス系が似合うのかな、と考えていますが、ハーバル・ウッディが強すぎる香りが苦手です。どうぞよろしくお願いいたします。

これでだいたい2800字程度です。フォームは字数無制限なのでもっと書こうと思えば書けるのですが、きりがないのでこのくらいにしておきました。とりあえず、「特定の地点の村雨礼二」や「特定のキャラクターとの関係性を踏まえた村雨礼二」ではなく「村雨礼二の魂の核」としての香水がほしいと思ったのでこうなりました。兄である村雨一希のエピソードはさすがに彼の魂の核をかたちづくっているな、と解釈したので例外的に入れています。どのくらいで来るのかな?と思っていたらなんと爆速(注文してから四日)で到着したのでなにが起きているのかさっぱりわかりませんでした。この怪文を解釈して六種類もの香水を?!?! 早くない?!?! おそらくたまたま人手が足りていたタイミングだったのでしょうが、最速で来たんじゃないかと思います。そして六種類のうちのひとつ私の中で「真実」だと思った香水を紹介します。

Celesによるオタクへのアンサー

まじでずっと薬品ぽい匂いがしていて、かなり癖が強い。最初開封して香ったときはエッチな香りする!!!!と大騒ぎしていたのに肌に乗せるとミドルからあたたかみがめちゃあって、実存!!!!と思う。体温があります。あたたかい……生きている……。村雨礼二ってあったけえ……。

コンセプトから引用した文章がこちら。

ヒンズー語で「純粋な、真っ白な」という意味をもつニーマルは誠実であり、繊細。愛情のこもった愛撫のように忘れられない香りをつくりたいという気持ちから生まれました。キャロットやバイオレット、アイリスのフェザーのようなやわらかさのベースにはミルクチョコレートキャンディ風味の“ダイム”というグルメなノートが隠されています。

誠実さだけではなく食いしんぼう性までカバーしてくれている?! こんなことってあるの?!?! 人には人の村雨礼二なので、ぜんぜん違うが?と思われる可能性もあるけれど、私の中の村雨礼二ってこうなんです。あったかくて心地よくて心臓の音を規則正しく鳴らして生きている人間。私って村雨礼二の体温に萌えてたんだ。知らなかった。この香水が鼻孔に入った瞬間、村雨礼二と私というまったく別々の世界に在る別々の存在がはじめて触れ合った気がして、地面がぐにゃぐにゃになってしまった。これまでは村雨礼二に限らず、好きな存在に対して「現実の他者としてではなく、虚構の存在として私の人生に現れてくれてありがとう」と思っていたのですが、今回選んでいただいた香水によって我々の世界線が突然つながった(ような気がした)ため、今後の向き合い方を改めて考えていく必要性を感じました。虚構の存在だからこそ全知視点で「すべて」を読み取ることができることや、どこまでも自分の理想的な存在であってくれることに魅力があるといままでは思っていました。しかし、もはや同じ地平・同じ世界に立ってしまった今となっては、もしもボックスが成立したのと同じことが起きており、大変混乱しております。

形而上の存在を形而下に持ち込むことができるのが、香水という手段である

自分の解釈(字数無制限)を読んでもらって香りを選んでもらう」という一連の体験込みで心が助かる感じがして、ものすごい体験でした。ラストノートに差し掛かって香りが薄まってきたとき、行かないでくれ!と言いたくなってやばかったです。私という濾過器を通してつくられた私だけの村雨礼二を、香水という形で得てしまった。なんか、今後の人生に影響が、出た……。いままで「このキャラクターが現実に存在しないのがつらい」という感情を一切理解していなかった(なぜかというと私は形而上のことにしか興味がなく、頭の中に「居る」じゃん、と思っていたから)。しかし、その気持ちがちょっとわかってしまったかも、しれない……。香りって形而下のもので、実質的に同じ地上に村雨礼二を「降ろす」ことが可能になってしまったから。この説明ではたして伝わっているのでしょうか。とにかくまじで大切なものに対しての態度や姿勢が一変してしまったということを言いたくて、「人生」というデッケエ単位でなにかが確実に変化したことに間違いないです。めっちゃすごい。遠く遠くにぶっ飛ばされた感じがしています。ああ、化石になっちまうよ! みなさんもぜひ、お試ししてみてはいかがでしょうか。以下のページから申し込めます。サンキューCeles……。

ついでにジャンケットバンクも読んでください。これはオタク(一人称)のお願いです。第三話まで完全無料公開されています。ヤンジャンのアプリ入れたら初回無料で最新話までぜんぶ読めます。ややグロなので苦手な方はご注意、耐えられる方はとりあえず「口を大きく開けて下さい」までたどり着いてくれたらそれでいい。ことし10月にアニメ化も決定しているので本当に今! アチアチのジャンル! よろしくねえ!

追伸:なるべく早めに村雨礼二のCVを教えてください。冷たい水をください。できたら愛してください。

追伸②:平川大輔さん、オーディション受けてくださってありがとうございます。これからお世話になります。村雨礼二をよろしくお願いいたします。

追伸③:アニメは延期になりましたが気長に待っています。がんばれ……