「年上の人に教える」と「年下の人に教える」ことの話(2024.02.26)

waratas
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・最初にタイトルとはあまり関係の無い話を書く。非常にしょうもないお願いを非常に好かれていない人へ電話でした。それは当然断られたのだが。僕が「失礼します…」と話してスマホを耳から離そうとした瞬間、「チッ、なんだよ」という小声がはっきりと受話器の向こう側から聞こえてきて、通話は途切れた。おいおい。そういうとこやぞ、あんたが嫌われているのは……

・さて、今日はここ最近の仕事の話をしたい。今、訳あって自分より10歳以上年上の人と引き継ぎを行っている一方で、自分より10歳以上年下の新入社員に実習を行っている。どちらも「教える」という行為をしているわけだが、僕は圧倒的に後者がやりやすい。言葉を投げても何か凝り固まった状況から抜け出せない年上の面々よりも、まっさらな状況を活かし、自分の想像以上の反応を見せてくれる年下の面々の方が、やはり面白いし、教え甲斐があるものだ。

・個人的な自覚や願望においても、「年下に慕われる(まあ現実としては年下からやんや言われる)」というのが幸せを感じやすい。と言うよりも、「年上に可愛がられる」という状況がピンとこないと言うことなのか。年上と喧嘩しすぎる人生というべきか……。

・今、自分が行っている新入社員実習は月替りで1名ずつ受け入れている。今年は昨年11月と1〜3月で合計4名だ。性別、学歴といった表面上な要素はもちろん、性格や思考、仕事への態度といった無形の部分まで、この世には多様性があるということを再認識する。まあ、先月が主張の強いうるさ型で、今月が黙々と作業をする大人しい人だからそう思っているのかもしれない。

・やれZ世代だ何だと言われているのが今の新入社員世代だが、どうもこのような括りは果たして意味を成しているのか? と観察中の身は思うのである。むしろ、年をとるにつれて、画一的になってはいないだろうか……ああ、僕もどんどん年をとってきている。これからどう抗っていけばいいのだろうか? と両極端な仕事を通して、日々痛感するばかりである

@waratas
ワラサン出版社の和良拓馬です。よく出没する場所:神宮球場、秩父宮ラグビー場、三ツ沢球技場、ギオンスタジアム、東京競馬場、大井競馬場、よしもと有楽町シアター、横浜駅からみなとみらい間など。そんな森羅万象への小ボケと職場への嘆きを呟く社会人13年目です