もじのイチ2の御礼と中小規模即売会の魅力について

waratas
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公開:2025/1/12

・1/5に開催されました「もじのイチ2」におかれましては、多くの方々にイベント及び当社ブースまでお立ち寄りくださり、誠にありがとうございました。初参加、そして2025年の初イベント参戦となりましたが、得るものは非常に多かったと感じています。ということで、イベントレポを書いていきましょう。

・「もじのイチ」というイベントそのものを知ったのは24年の早い段階(2月ごろ?)だったと思います。2023年が文学フリマ東京の巨大化を痛感した年でして、「文学フリマ以外にも本を売ったり買ったりする機会を設けないとな〜」と考えていました。なので、都内開催で規模感が程よくて開催時期もぴったり(秋の文フリ東京後の整理整頓にも使えそう←)な「もじのイチ」は渡りに船なところがあったのです。夏に早速申込みをしたわけですが、1週間でブース満員御礼というのを考えると、やはり自分と同じような悩みやニーズはあったんだな、と感じる次第です。

・さて、24年秋の文フリ東京はパスし、このもじのイチが久々の即売会出店となったわけです。その間にもオンライン即売会やBoothの出店といった新しいこともしていたのですが、やはり年末年始は慌ただしくて準備はなかなか……新作も結局出せずで無念。その一方で、このもじのイチと文フリ京都の2連戦は「いかに荷物を少なく、コンパクトに出店できるか」を考えていました。持って行く本なり販促物なりに色々と工夫した結果、ストレス無く挑めたので良かったです。この流れで京都もいきたいですね。ただ、机が想像以上にデカくて重かったのが想定外だった(やりやすいっちゃやりやすいんですが)

・この規模感の即売会だと、どれくらい本が売れるのだろう? というのも1つの悩みだったのですが、結果を振り返ると「想像よりも売れた」であり、かつ「購入者数÷来店者数のCVRがめちゃくちゃ高かった」ということになります。自分のお店に入ってくれて、キチンと接客すれば、間違いなく本を買ってくれる。文フリ東京にしてもコミティアにしても、ブースには来てくれたけど、興味がないと離れてしまう割合は一定以上あるものなので、この入れ食い状態には正直驚きました。

・もちろん、そこにはスタンプラリー&抽選会の実施だったり、運営者の皆様の工夫があってこそであります。公式発表によると来場者数が140名。出店者の100名+αを上乗せしたとしても、規模感以上に本が流通されているのは間違いないことです。人の流れを見ても、やはり色々なブースを見て周り、選んでいる方が多かったと思います。文フリ東京よりもまとめ買いは少なかったのは確かですが、その分人が動いて、ジャンル問わずお買い求めいただいたという感じかなと。

・という感じで色々と書いてきましたが、やはり「中小規模の同人誌即売会」は売る側にとっても、買う側にとっても需要があると思います。ですが、「中小規模のマンパワーを安定的に出力させる」ことの難しさも、色々と見ていく中で痛感したことです。来年も出店したいという希望はありますが、それ以外の手伝い方も自分なりに検討していこうかな……ということが、今回の結論になると思います。

・そう言えば、主催のT氏が打ち上げで「この規模感だと他のブーズもゆっくり回れますよね〜」と語っていたのですが、結局自分は性格的に一度販売モードに入るとどんな規模感や空気感でも売りに専念してしまうことが今回わかりました← 性格の問題だから仕方ないね。でも、「1時間会場見回りをする代わりに出店料割引」というプランがどうやらあるらしく、それなら見回りしながらブースの様子も見ることができるので、来年に申し込むならそれ一点狙いでやってみようと思います← 

@waratas
ワラサン出版社の和良拓馬です。よく出没する場所:神宮球場、秩父宮ラグビー場、三ツ沢球技場、ギオンスタジアム、東京競馬場、大井競馬場、よしもと有楽町シアター、横浜駅からみなとみらい間など。そんな森羅万象への小ボケと職場への嘆きを呟く社会人13年目です