死ぬまでに絶対行きたかった花譜のライブ。救われた歌手の1人.
やはり花譜ちゃんには『心を動かす歌声』がある。世の中には歌が上手いだけの人はごまんといるが、
ここまで歌声に感情を乗せて、人の心を動かすことができる歌手を僕は知らない。
カンザキイオリさん卒業後初のライブという事もあり、カンザキイオリさんの書いた曲は少なめで新曲が多かった。
ぶっちゃけた話、新曲聞いてると『あぁ、花譜は世間のトレンドに乗って”かわいいコンテンツ”として消費されていくんだろうなぁ』と、いち”やっかい”ファンは思っていた。
花譜×カンザキイオリさんのファンだったんだなと少し悲しくなったが、最後、衝撃を受けた。
ヴァーチャルのキャラである『花譜』から、人間のシルエットの『廻花』になった。今まで通りの『花譜』と、自分自身の想いを綴った曲を届ける『廻花』。
かわいい見た目のキャラクターから人間身を曝け出すのは、どう考えても勇気ある一歩でしかない。大衆に受け止められるものじゃあない。
一年前、カンザキイオリさんは『生活が豊かになるほど、罪悪感が募っていく。今、曲を作っても、”安全圏から石を投げている”ような感覚になっている。似たような辛い経験をした画面のあなたを救いたい信念があった。なのに、ただただ豊かに過ごし、衣食住にも困らず、何が救いだ。逃げ場がある創作をしている自分が許せない(曲解あり&以下略)』と残し、神椿を卒業した。自分自身をありのままに創作するために卒業した。
そんなカンザキイオリさんの背中を見て花譜が取った選択が『廻花』。
世間にのまれず自分自身を表現するという勇気のある選択をとった。
ここからの感想は、人の想いが言語化できる表現を上回ってしまうので割愛。
過去の曲を歌われその曲で辛い過去を乗り越えた想いを馳せて気力をもらうつもりが、推し自身が勇気を出して踏み出すその新しい一歩に大きな気力をもらった。
僕も、自分らしく頑張ります。
カンザキイオリさんの残した『好きなことを好きにやっていいんだよ』を忘れずに。
後述:救われた歌詞『青さにまみれ 生き急ぐのか それでもいいが後悔するな 信じる人も 愛する人も 全て諦め耐えぬ不幸を 抱きしめ消えた 君は正しいのか』がむしゃらに生き急いでた自分の目を覚めさせてくれた歌詞。全て断ち切って、この先頑張った後に何が残るんだろうとずっと考えていた。信じる人も愛する人も断ち切って過去の不幸だけを大切に抱きしめてたどり着いた先は何もない。正しくはない。