#FLUTWEIN - OUR WORST VINTAGE
2021年夏に起きたドイツの大洪水後、奇跡的に出荷が可能な状態で見つかった赤ワイン。この20万本のワインを、新しいワインコレクションとして発売。
泥まみれのボトルの外装をそのままデザインに生かして、クラウドファンディング(CF)による販売を行ったところ大成功。
→能登半島地震の日本酒などで同じアイデアが使えないかなど考えてしまった。
「Voice Watch - 推し実況」
実況音声をリアルタイムで生成するAI「Voice Watch」の応援したい特定のチームにフォーカスした実況をする機能。
→素晴らしい技術適用だと思った。発案、開発までの思考やプロセスが素晴らしい、とても勉強になる。
障がい者の方へのヒアリングで、スタジアムへ行くまでや到着後の案内のサポートではなく、そもそもの観戦するための試合の情報格差による心理的ハードルを解消するという転換。
さらにMVPのフィードバックで、メジャースポーツではなく子供の運動会に使いたいというニーズの発見。
技術(AI)はあくまでツールなんだなということを痛感した。
攻殻機動隊 グローバルサイト
様々なシリーズが展開されている、攻殻機動隊のグローバルに向けた情報集約&発信サイト 兼 アーカイブという立ち位置のサイト。
Topの書き下ろしの1枚絵の世界観が強い。
実は攻殻機動隊は三回くらい挫折していて通して見た事なく、圧倒的にPSYCHO-PASSの方が好き。なんだけど、このサイトの中の原作者のインタビューを読んでまた気になり始めている。
士郎正宗さんが作品について語ったインタビューとか超貴重なんじゃないかな。
原作者・士郎正宗が語る『攻殻機動隊』#01
・当時存在しない技術概念は日経サイエンス内の研究者の技術開発の未来予測の語りから発想していた。また、何か理由があってアイデアを考えたわけではなく、当時はSFが世に溢れていて、「その先はどうなる」といったことをみんなが考えている時代だった。
→具体的な技術よりもさらに抽象度の高い情報から発想して、具体に下ろした時にオリジナリティが出ている。最近、SF思考が話題だけど、それは正しいっぽい。以前はSFがより身近にあったんだ。それとアイデアは完全オリジナルではなく模倣が出発点。発想には知識があることが前提条件。
原作者・士郎正宗が語る『攻殻機動隊』#02
・絵のアイディア、例えば電脳空間でサイバーの細い線のリングでできたものがいっぱい並んでいる絵は次のように発想。
①父親の印刷会社で文字を書いたりする仕事から。
家に絵の具を入れた丸い瓶がずらっと並んでいて、その状態を見て、「あれはなんだろう」と思っていた。綺麗な色の丸いものがいっぱい並んでいるところに、未知な雰囲気を感じていて、丸いものがいっぱい並んでいたらSFっぽいという概念ができた。
②松本零士氏の『銀河鉄道999』で、機関車のメーターがたくさん並んでいる絵がキッカケ。
理屈はわからないが、丸いものが並んでいるという状態に電脳空間のリングの機能のようなものを感じた。だから松本零士氏の絵に惹かれて、不思議な未知の空間みたいなものを描くときに、「どういうイメージがいいだろう」と考えるとリングが並んでいる絵が出てきた。
→完全オリジナルではなく、経験と知識が絡み合って、アイデアが生まれた。しかもこれだ!と思って描き進めたのではなく、描きながら形ができていった。つまり、手を動かすことが大事。その他、人体のつくりや神話(ギリシャだけでなく、エジプト、インド、ケルト、ゲルマン(北欧神話系)、もちろん日本)などとにかく知識・教養が半端じゃない!!
原作者・士郎正宗が語る『攻殻機動隊』#03
・士郎正宗さんが推している技術
漫画で描きたい技術アイデアはたくさんあり、どうやって描くかよりも、どうやって全て描き残すかを考えている。
メディア展開された他クリエイターによる作品群を多様性があり、ゆえに進化系統樹のような関係性を見て、あれこれ楽しむことも可能と考えている。
→まず、この人まだ日経サイエンスを購読して勉強し続けているんだという驚き。最近、自分ずっと勉強しているし、この先もずっと勉強しているんだろうなと若干ネガティブな気持ちになっていたけど、気分が少しマシになった。
それと、多様性を進化系統樹で捉えているのはすごく共感できる。構造主義的な思考が似ているかもしれない。
コンビニ業界初のファッションショー“ファミフェス”
ファミマブランドの服って確か一時期話題になっていた気がする。
こういう業態の多様化やゲームチェンジャーのプロセスは勉強になるから、追っておきたい。任天堂とか超好き。
宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど
声のトーンが友だちに似てる。
ポッドキャストって始まりと終わりが難しいよね。
日テレが地上波広告でプログラマティック取引を実現
プログラマティック取引が技術的にどのようなものかはよく分からないけど、
従来の業界独自のルールに縛られた地上波広告取引ではなく、より顧客重視の使いやすい取引方法を、テクノロジーを使って実現したみたいな話しだと思う。
その企画プロセスが興味深かった。
・常に「テクノロジー」が先立つ議論
視聴者ファースト、ユーザーファーストの視点は忘れないが、このテクノロジーを使ってどんな戦略が描けるのか? プロダクトの開発マイルストーンは? 最終的にどんな商品を展開する? という順番で議論を進めていくことが多い。スマートなブロダクトが良質なサービスを生み出すという信念から。
→テクノロジーファーストの思考
・「デジタル動画広告」の登場で相対的に扱いにくいものになってしまった地上波広告の業界共通の課題の解消を目的にしていること
・マスメディアに、これから広告活動を始める企業にとって動画広告はYouTubeやTikTokのようなデジタルが原体験となり、地上波広告の「扱いにくさ」が原因でメディア選定時の候補にも上がらないことを危惧している人がいるという事実
→様々なオールドな業界(例えば、建設業)で似た境遇があると思う。その業界共通の課題解決には、やはりテクノロジーファーストが鍵になるのかもしれない。