先日ブックオフへ中古の絵本を探しに行きました。本棚から引き抜いて捲ってを繰り返して厳選中、私の目に止まったのは「ラ・タ・タ・タム」という絵本でした。
森見登美彦先生の「夜は短し歩けよ乙女」に出てくる「ラ・タ・タ・タム」。京都の下鴨納涼古本まつりにて主人公二人が探し求める絵本は、マチアスという男によって造られた真っ白でちっちゃな機関車が、街を出ていったマチアスを探して旅をするというお話です。
実際に絵本を読んでみると、「夜は短し歩けよ乙女」の主人公〝私〟のキャラクターは、可憐なのに勇敢で、いつも色々なことに巻き込まれながらもまっすぐに突き進んでいく白い機関車をモデルに作られたのだろうなと納得。無学なため知識人たちの考察にいつも甘えてしまいますが、自分で知っていればリアルタイムに理解が深まるものなんですね。
息子にはまだ早い絵本でしたが、絵の美しさに惹かれるのがじっくりと見ています。でも買った中で一番気に入っているのは「ぐりとぐら」です。息子は絵本が大好きで、特に食べ物が題材になった絵本が好きです。夫が一日十冊読むことをノルマにして読み聞かせをしてくれるのですが、その読み聞かせがあまりに棒すぎてもっと心を込めて読んでほしいといつもダメ出しをしてしまいます。
自分の子供の頃には、定番のノンタン、いないないばあが家にありました。幼稚園生の頃読んだ本を最近思い出すのですが、タイトルが思い出せないんですよね。一匹の子豚が迷子になって夜道をさまよっていたら一軒の家を見つけます。そこに住んでいる豚が子豚にあたたかい料理とベッドを用意してくれるのですが、実はそれは変装したオオカミで寝静まった夜に包丁を研いで……というお話です。あの頃はトラウマになったんですよね(笑)誰か心当たりがあったら教えてください!(笑)