前夜の満腹感を残したまま起床。午前だけ職場のイベントの手伝いをするので、チーズ抜きのマフィンとコーヒーをお腹に入れて会場まで歩いて向かう。仕事内容は大したことがないのにやたら待ち時間だけはある。お弁当をもらって13時前に解散。みんなそうだろうけど自分もご多分に漏れず住宅街を歩くのが好きなので、帰りは庭や垣根のある家やない家を横目に細い道をぐねぐね辿った。提供されたのは崎陽軒の冬のお弁当だった。
食後にコーヒーを淹れて、ダンジョン飯の最終2巻を読んだ。webサイトのころの印象が強く、総体としての物語を描くタイプの作者だという印象があり、年代記的に終幕を迎えたのは個人的に宜なった感じ。ついでに昨日もらった玉英堂のとら焼きが悪くなりそうなので食べた。多めのあんこを小さい皮で挟んであって、なんとなく一般的なものよりしっかり甘いものを食べたという満足度があった。個人的にはどら焼きも大福もあんこよりそれを包んでいる側の方が好きだ。
少し寝て、塔屋で昨日から始まった器のイベントに行く。昨年の今頃に買った同じ作家さんのグリーンの小鉢が何を盛っても鮮やかなので、同じ釉薬でいいサイズの平皿があるといいなという気持ち。風が結構冷たくて、自転車のハンドルを握ってかじかんだ手で陶器を扱いたくないので到着前に腕を振って血を通わせたりした。先客がじっくり品定めしていて、次いで二人連れの入店もあったので隙間に入っていろいろ眺めた。希望するようなサイズと形状のものはなかったなと、所有する器の種類と生活スタイルのことを考え合わせて見送り。そもそも無理して買うものでもない。ジャムだけ買おうと会計待ちをしていたところ、店内の隅に置かせてもらっていたバッグを入念に店内をチェックしていたお客さんの片割れが「これいい」と持ち上げたので店主が慌てて商品ではないと説明していた。どこの製品かを聞かれたのでタグを見せて退店。「お店に合う感じのバッグだったので……」と帰りしなに店主が言ったのはリップサービスだと思う。コーヒー屋で豆、スーパーで肉とトマトを買って帰宅。途中で玄関にイチョウの葉っぱがとまってる家を見て(鳥だ)と思った。
なんとなく夕食前に風呂に入りたくなって長風呂をしながら日記を書いた。夕飯は昨日の残り物の予定。